日语原文:
絶滅が心配されている国の特別天然記念物「アホウドリ」の新たな繁殖地の小笠原諸島で、去年、初めて卵を産んだ雌が遠く離れた尖閣諸島の系統であることが遺伝子の分析で分かり、専門家は「調査の進んでいない尖閣諸島のアホウドリの研究を進める必要がある」と話しています。環境省と山階鳥類研究所などは、伊豆諸島の鳥島に生息する「アホウドリ」が火山の噴火で絶滅しないようにするため、新たな繁殖地を350キロ離れた聟島に作る試みを5年前から進めています。去年、聟島で初めて産卵され、孵化しなかった卵の遺伝子を山階鳥類研究所と北海道大学の研究グループが分析したところ、卵を産んだ雌はおよそ1900キロ離れた尖閣諸島の系統であることが分かりました。アホウドリは夏から秋を北太平洋で過ごしますが、この雌は繁殖地に戻る際に伊豆諸島に迷い込んだものと考えられています。尖閣諸島と伊豆諸島のアホウドリは遺伝子が異なり、これまで2つの系統のアホウドリは番になることを自然に避けているとされてきました。山階鳥類研究所の尾崎清明副所長は、「聟島では、まだアホウドリの数が少ないため、子孫を残そうと別の系統同士でも番になったとみられる。2つの個体群の特徴を残して、保護していくためにも、調査の進んでいない尖閣諸島のアホウドリの研究を進める必要がある」と話しています。
参考翻译:
在有灭绝危险的国家级特别保护动物信天翁的新繁殖地小笠原群岛上,通过对遗传基因的分析发现,去年首次产卵的雌鸟属于远离此地的钓鱼岛生态系统。专家称: “有必要推进目前尚无进展的钓鱼岛的信天翁研究。”环境省和山阶鸟类研究所等,为了使在伊豆群岛中的鸟岛上生存的信天翁不因火山的喷发而灭绝,从5年前开始在距(鸟岛)350公里远的婿岛尝试建立新的繁殖地。去年,通过对首次在婿島产下并尚未孵化的卵的遗传基因进行分析,山阶鸟类研究所和北海道大学的研究小组发现,产卵的雌鸟是属于距此地约1900公里远的钓鱼岛生态系统。信天翁从夏天到秋天在北太平洋上度过,这只雌鸟可能是在回繁殖地的途中,因迷路而误入了伊豆群岛。钓鱼岛和伊豆群岛的信天翁的遗传基因各不相同,至今为止,2种血统的信天翁都自然地避开交配繁殖。山阶鸟类研究所的尾崎清明副所长表示: “在婿岛,因为信天翁的数量还很少,为了繁衍后代,即使是不同血统的信天翁也相互交配。为了保留及保护2个个体群的特征,有必要推进目前尚无进展的钓鱼岛的信天翁的研究。”