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从日本电车看日本社会(中日对照)
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作者:来源 文章来源:nifty 点击数 更新时间:2015-7-3 17:38:33 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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先日、朝のラッシュ アワーに電車に乗っていたら軽い急ブレーキがかかりました。そして、再びスピードを上げて走りだしたところで即座に車掌さんからのアナウンスが入りました。 前几天在早高峰时段乘坐电车时,遇上了个轻微的急刹车。就在车再次提速继续前进时,广播里传来了乘务员的声音。 「ただいま線路内に危険な立ち入りがあり急ブレーキがかかりました。急ブレーキがかかりましたことを心からお詫び申し上げます」 “刚刚轨道突遇险情,列车被迫紧急刹车,我们对此表示由衷的歉意。” って、そんな大げさな!と言うか、むしろ「嘘つけ、心から詫びてはいないだろ」って思いません? 与其说这太小题大作,其实更让人觉得是虚伪,而并非真心道歉,不是么? 所謂逆効果ですよね。せっかく丁寧に謝っているのに却って慇懃無礼な感じがしてしまいます。 这就是所谓的适得其反。特意诚恳致歉,却让人觉得只是做表面功夫。 本来「心から詫びる」ほどのことではないのです。乗客の安全を守るためには、逆に急ブレーキをかけることが必要なはずで、言わば運転士として当然のことをやったまでのことなのです。 其实这本来就不是什么值得“由衷致歉”的事。反过来说,为了保护乘客安全,紧急刹车是必要的,也就是说,司机只是做了他分内的事情。 いや、多分、線路内への立ち入りを検知すると自動的にブレーキがかかるような仕組みになっているのではないでしょうか。となると乗員の責任でさえないのです。そう、ここでわざわざブレーキがかかった原因まで説明しているのは、運転ミスではないぞという主張でもあるのでしょう。 不对,电车不是应该有自动感应轨道障碍并刹车这样的装置么。如此一来,也不是乘务员的责任了。嗯,他们特意连刹车的原因都说明了,也是为了告诉乘客这并不是驾驶失误吧。 にもかかわらず「心から詫びる」なんて言うから、却って馬鹿にされたような気がしてしまうのです。では、なんで車掌は「心から詫びなければならない」というような心境になる、というか、「ここは謝っておかないと」というプレッシャーを感じてしまうのでしょう? 尽管如此,他们那句“由衷的道歉”反而让人觉得自己被小看了。那么,为什么乘务员会有“不得不由衷致歉”这样的心情呢?或者说,他们是不是感受到了压力,觉得“这种时候不道歉不行”呢? 急ブレーキがかかる → 電車が揺れる → 乗客に迷惑がかかる → 詫びる 急刹车→电车摇晃→给乘客造成困扰→道歉 という図式なのでしょう。逆に言うと多分そういうことでクレームを付ける客がいるということなんでしょうね。 如上所示,就是这样一个公式咯。反过来说,可能会有乘客因为这样的事情而提出不满吧。 ただ、まあ、電車というものは本来揺れるものですし、その時だって乗客が転んで怪我をするというほどの揺れでもありませんでした。もちろん多少でも揺れれば転ぶ可能性はあるわけですし、そういう意味では運転士はできるだけ揺れが少ないように努めるべきではあります。 只是,电车嘛,本来就是会摇晃的,而且当时刹车造成的摇晃也没夸张到会让乘客摔倒受伤。当然,只要有些摇晃便有可能造成他人摔倒,从这个意义上来看,司机确实应该努力避免保持列车平稳。 が、一方で車内でもよくアナウンスされているように(それを考えると日本の車内アナウンスって至れり尽くせりだと思うのですが)乗客のほうも近くの手摺やつり革に掴まっておくことが求められているのです。 然而,从另个角度来说,车里经常会有广播提醒(这么一想,日本的车内广播真是做得十分周到),乘客也应该抓好附近的扶手或者吊环。 「こんなラッシュ時に、手摺やつり革なんか掴めるか!」と言うほど混んでいるのなら、多分多少揺れたって周りの人に支えられて転ぶには至らないでしょうし、そんな状態なのに皆で転ぶほど揺れたのであれば、それは例えば脱線とかの大惨事であり、多分手摺やつり革に掴まっていたかいなかったかに意味はなくなってしまったでしょう。 “这种高峰时段,扶手吊环哪抓得住!”,如果车上有这么拥挤的话,就算有些摇晃估计也会被周围人支撑着而不至于摔倒吧,若即便是这种状态大家还会摔倒的话,就是遇上像列车脱轨这样的严重事故了,抓不抓住扶手、吊环可能也没什么意义了。 要するに私は何が言いたいかというと、とんでもない国だなあ、日本は、ということです。 总之我要说的就是,日本啊,真是个荒唐的国家。 電鉄サイドはやれることは全部やった上で過剰なほどのアナウンスも入れているのに、ただ急ブレーキがかかっただけで文句を言う客がいて、そのために「心からお詫び」などと言わなければならないとしたら、これはとんでもない環境と言って良いのではないでしょうか? 电力铁道方面已经把能做的都做了,广播播放次数也已经多的有些过了,却还有乘客会因为紧急刹车而心怀不满,乘务员也不得不为此表示“由衷的歉意”,那么,我们也只能感叹这个社会的无法理喻了,不是么? もしかして、そういう客に対する皮肉を込めて「心から」なんて言っているのでしょうか? いや、皮肉を込めたジョークこそ、日本人にはまるで不慣れな表現です。 或者,他们是带着对这种乘客的讽刺说了这句“发自内心”的话?不对,带点讽刺的玩笑对日本人来说才真的是完全不习惯。 では、私ならばどのような表現にするか?何にも言わないというのも選択肢のひとつではありますが、一方で何ごとも丁寧に進めたほうが良いでしょうし、上で述べたとおり「運転が下手で揺れたのではない」という主張も必要でしょう。となると、 「ただいま線路内に危険な立ち入りがあり、急ブレーキがかかりました。ご迷惑をおかけしました」 で良いのではないでしょうか。 那么,如果是我的话,会如何去表达呢?虽然什么都不说也是种选择,不过,凡事还是周到些好,而且如上所述,乘务员也需要说明“这并非是因为驾驶不慎而造成的摇晃”,那么, “刚刚轨道突遇险情,列车紧急刹车,给大家带来了不便。” 这样会比较好吧。 迷惑をかけたことは認めているけど明確に詫びてはいません。こういう風に謝ったようで謝ってない微妙な表現は、詫びさせないと気が済まない人と詫びたくない人との間で折り合いをつけるためによく使われます。私は実はこういう微妙な表現が大好きです。 承认给大家带来了麻烦但没有明确致歉。像这样,看似已经道歉却又好像没有道歉的微妙表达,经常用来调节“要求必须道歉一方”及“不愿道歉一方”之间的关系。说实话,对于这种微妙表达,我甚是喜欢。 なんか急ブレーキがかかって電車が揺れてアナウンスが入っただけで、言葉や表現をめぐるいろんなことに思いを馳せてしまいましたが、これも人間関係に急ブレーキがかからないための知恵と言えるのではないでしょうか。 紧急刹车造成了车的摇晃、然后广播致歉这点事,让我从语言及表达方面出发,想了不少东西,这是不是也能称得上是防止人际关系紧急刹车的一种智慧呢? 言葉遣いが難しいのは人間関係が難しいからなのかもしれません。 或许,正是因为人际关系难搞,话才那么不容易说。
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