新しい南極観測船「しらせ」、初航海へ
    新しい南極観測船「しらせ」が１０日正午、東京・晴海埠頭（ふとう）を出航した。２週間後に出発する５１次隊を豪州で乗せ、昭和基地には１２月半ば到着し、来年４月９日に帰国する予定だ。
    新「しらせ」は、１９５６年出発の「宗谷」から「ふじ」、旧「しらせ」と続き、２６年ぶりにできた４代目の船だ。晴海埠頭には、乗組員の家族や観測隊員ら大勢が詰めかけ、航海の安全と、観測の成功を祈った。
    運用士の鳳京賢二さん（４９）は今回で６回目の南極行き。２１歳で「ふじ」に、旧「しらせ」には４回乗った。「３世代の船を経験できるなんて光栄です」と笑顔で話した。大型化した旧「しらせ」で輸送量が増え、新「しらせ」ではコンテナ輸送になった。「船が変わる度に技術も変わって、違う経験ができるのがありがたい」。出航を前に中学２年の息子も見学に来た。妻から、「子どもは『働くあなたの背中をずっと見ていた』と聞いて、無性にうれしかった」という。
    小梅三津男艦長（５１）は「雪をとかす散水装置で砕氷力がどれくらい高まるか」に注目している。「南極は不確実かつ危険な所。でも力を結集し、自分たちの力でやり遂げる喜びがある」と語った。（中山由美）



新南极观测船“预兆号” 首次航海
    新南极观测船“预兆号”10号正午从东京・晴海码头起航。预定在豪州搭载2周后出发的第51次南极观测队，12月中旬到达昭和基地，明年4月9日回国。
    新“预兆号”是继1956年出发的“宗谷号”，其后的“富士号”以及旧“预兆号”之后的，时隔26年造出的第4代探测船。晴海码头当天挤满了船员的家人和观测队员们，大家都在祈祷能够安全航海和成功观测。
    操舵手凤京贤二（49岁）已经是第6次去南极了。21岁时在“富士号”上，曾4次乘旧“预兆号”。他笑着说：“能亲身乘坐3代船感到非常光荣”。新“预兆号”是旧“预兆号”的扩大版，其运输量增大，这次用来运送集装箱。“每更换一次船，技术也会变化，每次都能有不同的经验很难得”凤京贤二说。起航之际，他初中2年级的儿子也来参观学习。“‘孩子们一直在看着你工作的背影’听到妻子这么说，我太高兴了。”
    小梅三津舰长（51岁）非常关注使用融雪的洒水装置能够多大程度地提高破冰力。他说：“南极是个不确切且有危险的地方。但是大家齐心合力，用自己的力量完成任务的喜悦也是无可比拟的。”
新闻出处：http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200911100171.html