【ふるせエリア】秋になると恋しくなる“秋の味”2009.11.11
秋、深まりつつあります。昼は暖かくても朝晩は寒いので、この前はダウンコートを着て出かけちゃいました。さすがに11月上旬にダウンは早かったようで、帰宅を急ぎながらささやかに汗がにじみました。
待ち人もいない独り身なのに帰宅の足が速くなったのは、実家の母からの宅配便、別名“救援物資”が届く日だったからです。だって、好物の「アケビが入ってる」って、前日に母が言っていたんですもの。
アタシにとっての秋の故郷の味がアケビ。野山を駆け巡っていた幼少のみぎり、遊んでいてお腹がすくと、よく食べたアケビの実。木登りして紫色の皮がぱっくり割れ、甘さしたたる種の塊を口に頬張り-。
…なんて思い出じゃありません! これは祖父母の幼少時代の思い出話(笑)。アケビの種なんて一度も食べたことがないので、どんな味かすら知らないのです。なにせ山形ではアケビの種は食べずに紫色の皮を食べるんですから。
山形人であるアタシにとってのアケビとは、アケビの皮に、鳥肉やキノコなどを詰め、味噌味で炒め煮したもののこと。これがおかわりしたくなる美味しいおかずなんです。火を通したアケビの皮の触感はナスのようなしっとりとした柔らかさ。ほんのりとした苦みと、鳥肉の旨味と味噌のコクとのバランスが癖になる美味しさなのです。お酒にも抜群に合います。味噌で味付けしているから熱々ごはんにもぴったり。ピーマンやゴーヤの肉詰めみたいなものを想像してください。秋になると必ず食卓に出されるソウルフードのようなものなのです。
こういう故郷の料理は自分で作るより、やっぱり母が作ったものが美味しいもの。だから時々食べたくなると送ってもらうのです。普段一緒に暮らしていない分、「お母さんのあれ、食べたいなあ」って電話で言うと、次の日には送ってくれます。郵送料が高くつくような気もするのだけど、母に聞くと、“救援物資”の準備が元気の源になっているそうですから。おねだりも親孝行のうち! …ですよね?
お母さん、また作ってね☆(古瀬絵理)
古濑绘理——每逢秋季都会感受到令人怀念的秋天的味道2009.11.11
深秋正在来临。虽然白天很缓和,但是早晚还是很冷,所以现在每逢出门都穿上大衣了。十一月上旬天似乎变短啦,一边出着汗一边急忙往家里赶。
因为是单身,所以家里并没有人等待我的归来,但是我还是急忙赶回家,因为母亲给我寄“救援物资”的日子到了。因为母亲前几天和我说给我寄来我爱吃的东西,里面有通草。
对于我来说,秋天的故乡就是通草的味道。记得年少的时候经常去野山上到处的跑,玩耍,每当肚子饿的时候,就会吃通草的果实。那时候爬上树区,拨开通草紫色的皮,大口地吃里面甘甜的种子。
我并不是在回忆童年!这是我爷爷奶奶幼年时候的回忆录。什么通草的种子我一次也没有吃过,所以根本就不知道是什么味道的。因为在山行我们都是只吃通草紫色的外皮而不吃它的种子的。
对于我这个土生土长的山行人来说,通草的皮包上鸡肉和蘑菇,然后用酱香味道炸煮之后食用的。这真是一种奇特的美味佳肴。过了火的通草的皮像茄子一样的柔软。有点微微的苦涩的味道,混合着鸡肉于酱香味道的完美结合,真是一道美味。也是一道非常可口的下酒菜。由于大酱渗透其中,所以也可以和热乎乎的饭一起食用。请想象一下裹着青椒和苦瓜馅儿的食物。这是秋天餐桌上一道必不可少的菜肴。
这种家乡菜比起我自己做的,当然是母亲做的要好吃的多。所以,每当偶尔想吃的时候就让母亲给我寄过来。平时,不和母亲一起生活,每次打电话和母亲说:“妈妈,我想吃你做的那个啦!”时,第二天就会给我邮来。邮费好像很贵,但是每次一问到母亲的时候,她就会说给你准备救援物资是你健康的保障。我的这种“强求”也是一种孝敬父母的方式吧!
妈妈!再给我做哦!(古濑绘理)
出处
www.zakzak.co.jp/entertainment/e ... 911111626001-n2.htm