日语原文:
下村文部科学大臣は沖縄県竹富町が周辺自治体と作る協議会が選んだものとは別の教科書を独自に使い続けていることを受けて、同じ教科書を使わせるため、法的に改善を義務づける是正要求を竹富町に出すよう沖縄県に指示しました。地区ごとの協議会が公立の小中学校で使われる教科書は、都道府県の教育委員会が定めた地区ごとの協議会が選んだものを使用することが法律で定められていますが、沖縄県竹富町は昨年度と今年度、協議会が選んだものとは別の中学校の公民の教科書を国からの無償給付を受けずに独自に使い続けていて、来年度も使う方針を示しています。これを受けて下村文部科学大臣はこのままでは違法な状態が3年にわたって続くおそれがあるとして協議会が選んだ教科書を使わせるため、地方自治法に基づいて、法的に改善を義務づける是正要求を竹富町に出すよう、今日沖縄県に指示しました。下村大臣は閣議のあとの記者会見で、「再三再四指導や助言を行ってきたつもりで、是正要求は非常に残念だが、法治国家なので、ルールはきちんと守ってほしい」と述べました。そのうえで下村大臣は記者団から、「竹富町が是正要求に応じなかった場合に、行政訴訟に踏み切る可能性を問われ、今後の竹富町の対応いかんによって、法治国家としての行使をすることはありうる話だ」と述べました。
参考翻译:
由于冲绳县竹富町一直使用独自编写的教科书,并未采用周边自治区组成的协会所选定的教科书,下村文部科学大臣勒令冲绳县向竹富町提出改正,要求使用相同的教科书,这也是法律义务上的改善。法律上规定,每个地区公立中小学所使用的教科书都是由都道府县的教育委员会指定,再由各地区协会挑选,但是冲绳县竹富町去年、今年都没有采用协会选定的中学公民教科书,而是放弃国费购书的待遇独自使用别的版本的教科书,并表示明年将继续使用。对此下村文部科学大臣认为这样可能造成持续3年的违法状态,为了让竹富町使用协会选定的教科书,文部省根据地方自治区法律的规定,在今天勒令冲绳县向竹富町提出改正要求这一法律义务上的改善。下村大臣在内阁会议之后的记者招待会上说道:”对于提出改正要求我们感到非常遗憾,我们希望通过进行多次指导和忠告使其改正。因为我们是法治国家希望竹富町能好好遵守规则。”此外,下村大臣还向记者团表示,“如果竹富町不做改正,我们将考虑对其进行起诉。以后的情况还是要看竹富町如何应对,作为法治国家通过行使法律手段也是可能的。”