北京での滞在が72時間以内の外国人に対する査証免除(ノービザ)政策が、まもなく実施される。世界旅遊城市(観光都市)聯合会が15日午後、北京で設立された。これより前に開催された香山フォーラムでは、参加した世界各国の市長によって、各都市の観光業の発展見通しに関する発表が続々と行われた。
ノービザで外国人を受け入れることによって、北京に到着する入国者数と北京の観光収入のダブル増が見込まれる。査証免除政策とは、各国の査証制度に組み込まれた措置のひとつ。外国人の入国に関する法律および関連規定によると、ある国から第三国に向かう通過客は、査証の申請不要で、入国および短期滞在が認められるという制度だ。
中国大陸部では、上海だけが、一部国家からの外国人観光客に対し、48時間のノービザ政策を実施している。海外では、シンガポール、ドバイ、マレーシア、タイなどが、時間的期限はまちまちだが、インバウンド観光市場の拡大を図り、ノービザ政策を実施している。