日语原文:
アトピー性皮膚炎の症状があるマウスに、特定の化合物を投与すると、体内で皮膚の保湿効果を高める物質が作り出され、症状が改善することを京都大学の研究グループが突き止めました。研究グループは治療薬の開発につなげたいとしています。痒みのある湿疹が続くアトピー性皮膚炎は皮膚の表面で水分を保つ保湿効果がある[フィラグリン]という蛋白質が少なくなり、皮膚の中に異物が入りやすくなることが原因の1つと考えられています。そこで、京都大学大学院医学研究科の椛島健治准教授の研究グループは、1000種類を超える化合物を調べ、この中から「JTC801」という有機化合物がフィラグリンを増やす性質を持つことを突き止めました。この化合物をアトピー性皮膚炎の症状があるマウスに飲ませたところ、1か月半で症状が大幅に改善したということです。アトピー性皮膚炎は国内に患者がおよそ40万人いるとみられていますが、今のところ炎症を抑えるなどの対症療法しかなく、研究グループは製薬会社と共同で根本的な治療薬の開発を目指すことにしています。京都大学大学院医学研究科の椛島健治准教授の話です、「アトピーの治療法っていうのは基本的にはその炎症が起こった部分を抑える治療と、あるいは保湿っていうのは中心になったんですけれども、今回はその皮膚そのものを丈夫にするような、治療の可能性が感じられる治療法を開発したってことになります。」
参考翻译:
京都大学的研究小组研究发现,给患有特应性皮炎的老鼠使用特定的化合物时,其体内会产生提高皮肤保湿效果的物质,从而达到改善症状的效果,为此学校计划将此研究投入到治疗用药的开发当中。特应性皮炎会引发持续发痒的湿疹,原因之一是起到保持皮肤表面水分作用的聚丝蛋白的减少导致皮肤中容易进入异物。于是,京都大学大学院医学研究科的椛島健治准教授的研究小组对超过1000种的化合物进行调查,在这之中发现了名为“JTC801”的有机化合物具有增加聚丝蛋白的性质。用此种化合物投喂患有特应性皮炎的老鼠,1个半月后症状得到大幅改善。在国内,特应性皮炎患者将近40万人左右,当下只有抑制炎症的对症疗法。研究小组将与制药公司一起,共同开发根本性的治疗用药。以下是京都大学大学院医学研究科椛島健治准教授的讲话:“现在特应性皮炎的治疗方法主要是围绕发炎部分的控制而进行,或是以保湿为重点,然而此次开发的则是强化皮肤本身从而实现治疗可能性的方法。”