口元のわずかな動きで分かります。かあさん、きょうは、うれしいんだね。
看到你嘴边一点点动作,我就明白了。妈,你今天,心情很好吧。
喜怒哀楽って季節みたいだ。1度に全部来ないし、何かを残してすぎてゆく。
喜怒哀乐就像季节一样。不会一次全来,总是留下什么再离开。
潮が引いた浜辺に貝が二つ。お父さん、私達みたいだね。次の波も 被り抜いていこう。
退潮的海边有两颗贝。就像老爸和我。下次的浪,会彻底盖上去吧。
家族全員がいたときの玄関いっぱいのあの喜怒哀楽の靴たちはどこですか
家族全员都在的时候,玄关写满喜怒哀乐的那些鞋子们都去哪儿了?
畜生!あげたてのてんぷらが食いてえ! ― ガ島で戦死した兄からの最後のハガキ ―
混蛋!吃了我刚炸好的天妇罗!——在瓜达卡纳尔群岛战死的哥哥最后的明信片
きみは小さな足でかわいい地団駄を踏む。いったい誰から教わったんだい?
你用那小小的脚可爱而又无奈地跺着脚。到底是谁教给你的?
雨音で目を覚ましたので窓を見たらアジサイがのぞいて笑っていました。
听到雨声,我睁开双眼,看向窗户,绣球花露出一部分,正在对我笑。
目を閉じるとき瞬間私は貴方との人生に「喜怒哀楽」のどの顔をするかしら
闭上眼睛的那一刻,我想,我和你的人生,究竟会是“喜怒哀乐”哪一种脸呢?
いつの間にか付けていた心の仮面が、今では勝手に感情を作る。本当の感情はどれ?
内心不知何时带上的假面,眼下却肆自酝酿着感情。真正的感情是哪个呢?