日本の年越しといえば、紅白歌合戦を観て、初詣でに行って、おみくじを引いて、お節を食べて…。でも、これらの行事って、日本ならではのものですよね。海外にも、国ごとに独自の年越しの慣習はあるんでしょうか。
说到日本过年,要看红白歌会、去神社新年参拜、抽签、吃年节菜…不过,这些仪式都是只有日本才有的吧。外国应该都有各自独特的过年习俗吧。
ヨーロッパをはじめ、多くの国で年末の風物詩になっているのが、"花火"。イギリスなどでは各地で花火大会が開催されるようですが、日本でも年越しのカウントダウンイベントで花火を打ち上げることがあるので、これだけだととくに珍しくはありません。一風変わっているのは、ドイツの花火です。
以欧洲为首,很多国家年底会放“焰火”,已俨然成了风物诗。据说英国各地会举办焰火晚会,日本也会伴随着过年的倒计时放烟火,所以就这点来说并没有太过独特的地方。别开生面的是德国的焰火。
ドイツでは、大みそかの花火は鑑賞するものではなく、自分たちで打ち上げるもの。街中に大きなロケット花火が飛び交い、爆竹が炸裂するので、街を歩くと身の危険を感じるほどだそうです。この話を教えてくれたドイツ人は、花火を買い込むために貯金をしていて、そのための口座も持っているんだとか。この辺り、国民性が表れていますよね。
在德国,除夕夜的焰火不是让大家观赏的,而是要自己亲自放的。街上各种大型的火箭炮焰火交相飞舞,由于爆竹的爆炸声,据说走在街上甚至会感到有生命危险。告诉我这些的德国人还说,他为了买焰火而在存钱,还有专门的焰火账户。这一点可以表现出国民性吧。
また、日本では年越しにそばを食べますが、スペインでは、年明けを告げる午前0時の鐘の音に合わせ1粒ずつ、計12粒のブドウを食べる慣習があります。無事にブドウを食べきれば、その1年間を幸福に過ごせるといわれているようで、この慣習は100年近くも続いているんだそう。鐘の音が終わると、皆で抱き合って新年をお祝いします。
此外,在日本过年会吃荞麦面,在西班牙,则会伴随着新年来临的午夜0点的钟声,响一下吃一粒葡萄,总共吃12颗葡萄。据说如果能顺利吃完,新的一年就能幸福度过,该习俗持续近100年了。钟声停止后,大家就相拥祝贺新年。
同じく、幸運をもたらすジンクスとして、イタリアなどで行われているのが、赤い下着を着用して新年を迎えるという慣習。下着をプレゼントし合うことも多いようで、年末の街頭では赤い下着の広告が目につきます。多くの人は、翌日には下着を捨てたり、燃やしたりするため、格安パンツの需要が高いようですね。
同样的,作为带来幸运的征兆,在意大利等地会穿着红色内裤来迎接新年。据说互赠内裤当礼物的也很多,年底的街头上能看到很多红内裤的广告。很多人会在第二天扔掉或烧掉内裤,因此廉价内裤的需求很高。
下着と年越しのジンクスは、大陸を越えた南米にもありました。ボリビアでは、健康を求めるならば黄色、お金持ちになりたいなら白と、願い事によって下着の色を変えて年を越すんだそう。同じ南米でも色の持つ意味合いが異なるようで、ブラジルでは、恋人が欲しいなら赤い下着、金運をアップさせたいなら黄色を身に着けるんだそうです。
过年时穿内裤的征兆,在远隔欧亚大陆的南美也有。在玻利维亚,要祈求健康穿黄色,祈求财运的话就穿白色,根据愿望内容的不同内裤的颜色也会有变化。同样是在南美,颜色所含有的意义也有迥异,在巴西想要恋人就穿红内裤,想增加财运就穿黄色内裤。
こうして並べてみると、日本のお正月のゆったりとした雰囲気が恋しくなってきました。僕らの旅はもうしばらく続くので、今年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
像这样列出来,觉得还是日本的正月更祥和,更怀恋那种氛围。我们的旅程还会再持续一段时间,今年也希望读者们能看得尽兴多多支持。