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日式酒家不接待生客的理由(中日对照)

作者:来源  来源:yahoo   更新:2015-6-24 13:13:15  点击:  切换到繁體中文

 

一見さんお断りの店を訴えたい


我想告拒绝生客的店


Q:たとえばの話ですが、私が一見さんお断りの店だと知らずにその店に行って断られた場合、行くための交通費などを請求するために訴訟を起こして勝つ確率はどのくらいなのでしょうか?また、一見さんお断りで考えられる法的問題など教えてください。


只是假设,如果我不知道那家店拒绝生客,然后进去被拒绝了的话,提起诉讼要回路费的胜算有多少?另外,从法律角度来看“拒绝生客”这种做法有什么问题,麻烦知道的人告诉我下。


A:訴訟を起こしても勝つ確率は極めてゼロに近いでしょう。法律上、「御客様は神様」ではありません。


就算提起诉讼胜算也几乎为零吧。法律上没有“客人是上帝”这样的规定。


客と店は対等であり、双方の意思が合致した場合に契約が成り立ちます。つまり、客がその店で飲食したいという意思と、店がその客に飲食を提供したいという意思が合致して初めて契約が成立し、客はその店で飲食し、店はその代金を受け取る訳です。


客人和店家是平等的,在双方达成共识的情况下合同成立。也就是说,只有客人想要在那家店就餐、且同时店家愿意为那位客人提供餐饮,合同才能成立,客人在店中就餐,店家则收取费用。


ですので、客が店を選ぶのと同様に、店が来店した客に飲食を提供するかしないかは、店側の自由意思です。


因此,和客人选店家一样,店家是否要向客人提供餐饮,也是他们的自由。


私が住んでいる京都には、一見さんお断りの店はたくさんあります。お茶屋に限らず、料亭から数席しかないスナックに至るまで、一見さんお断りの店がいっぱいです。


我住的京都有很多拒绝生客的店。不仅仅是茶室,包括从日式酒家到没几个位子的小吃店,很多都是拒绝生客的。


店としては、一見の客がマナー良く過ごしてくれるのか、きちんと代金を支払ってくれるのか不安です。そのため、常連客の紹介を必要とします。新規の客をその店に紹介する常連客は、その一切を保証することを意味します。紹介した客が代金を支払わない場合は、紹介した常連客がその代金をかぶりますし、紹介した客が店で暴れて店の物を壊したり、従業員にけがをさせたり、他の客に多大な迷惑を掛けたりすると、紹介した常連客までも出入り禁止になります。ですので、常連客は信用できる人にしか店を紹介しません。


生客是否有良好的礼仪、是否会按时结账都是店家所担心的。因此,熟客的介绍就很有必要,这就意味着带生客来店里的熟客能担保一切。介绍过来的客人要是不付钱的话,就由介绍人承担。介绍过来的客人如果在店里胡闹损坏了东西、弄伤了工作人员、或给其他客人造成极大的困扰,那么介绍人也会被禁止再次来店。因此,熟客只会给信得过的人介绍。


一見さんお断りの店は、このような信用の上に成り立っており、収益を犠牲にしてでも、リスクを回避しようとしている店です。


拒绝生客的店就是建立在这样的信用基础上,即使牺牲收益也要规避风险。




“一見さんお断り”はなぜ?


“不接待生客”理由何在?


注:京都を訪れた事の無い人でも、おそらく一度は耳にした事がある言葉でしょう。初めて行った店でけげんな顔をされてお断りされることをいいます。これによって時に「京都はお高い」という誤ったイメージを持たれてしまう事もあるかと思います。でも決してよそからの訪問者に冷たくしているわけではないのですよ。 お店とお客が対等な立場に立つという、日本古来の「おもてなし」のお約束事なのです。


「すごく高そう…」「政治家や経営者が密談してそう」など庶民とは縁遠いイメージの「料亭」。足を踏み入れづらい理由のひとつに、「一見さんお断り」という独特の慣行がある。誰からの紹介もなく初めて来店したお客さんはお断りという閉鎖的な話だが、なぜそんな慣行が定着したのか?せっかく足を運んでくれたお客さんを断るなんて商売としてはもったいないような…。新橋の老舗料亭 金田中の若旦那、岡副真吾さんに伺った。


日式酒家给人感觉“价格昂贵……”“像是政治家或者商人密谈之处”,似乎离普通老百姓很遥远。这种店之所以让人难以踏足,其中一个原因就是他们有自己独特的规矩,即“拒绝生客”。第一次来店的人如果没有谁人的介绍,店家会拒绝接待,听起来有些封闭,不过为什么会定下这样的规矩呢?难得有客人上门却将其拒之门外,生意角度来看似乎有些可惜了……于是笔者咨询了新桥一家老字号酒家·金田中的少东家冈副真吾先生。


「“一見さんお断り”の起源は、芸者さんの給料の算出方法にあるんです。料亭とは、料理はもちろんのこと、その空間自体を楽しんでもらうサービス。その空間作りに欠かせないのが“芸者さん”の存在です。料亭は、お客様が帰る時に他のお客様と会わないよう配慮するので、前のお客様のお見送りが終わるまで、他のお客様の宴席が延びることも珍しくありません。その場合、芸者さんは宴席の予定時間が過ぎても、お客様が帰るまではサービスを続けます。芸者さんの料金はいわば時給制なので、お客様が帰るまで何時間のお仕事だったか確定せず、お客様が帰ってからでないと金額を算出できない。結果として、お客様にも後日、芸者さんの料金を足して請求を出すという会計システムになったんです。なので、どなた宛てにご請求をお送りすればいいのかこちらが存じている方でないと、ご利用いただけなかったというわけです」


“‘拒绝生客’这规矩起源于艺妓收入的算法。在日式酒家,料理就不用说了,店家还会提供服务让客人享受店内气氛。而在氛围营造过程中,艺妓则是不可或缺的一部分。在客人离店时,店家会安排好避免他们与别的客人碰面,因此有些客人的宴会时间会被延长,直到前一位客人被送走,这样的情况并不少见。这种时候,即使过了宴会结束的预定时间,艺妓们也要一直提供服务到最后。艺妓的收入是按小时计算的,客人回去前无法确定具体的工作时间,只有在客人回去了以后才能算出他们的消费金额。所以,这类店的结账方式是,事后给客人寄去加上艺妓服务费的账单。因此,如果对方的账单地址店家不知道的话,是会被拒之门外的。”


一見さんだと踏み倒されるリスクがあると。


原来是这样,如果是生客,店家就要冒着被赖账的风险。


「ただし、これはあくまで“発祥”がそうだった、という話に過ぎません。今も『一見さんお断り』とさせていただいている最大の理由は、料亭とは元来“なじみ”の文化だからです。一見さんだとその方の好みがよくわからず、きちんとしたおもてなしができません。お客様と気心知れた関係だからこそ、料理 しつらいに加えて“その場の空気”を楽しんでいただけるわけです」(同)


“不过,说到底这也只是‘最初的契机’。如今店家还保留着‘拒绝生客’这一规矩最重要的理由是——日式酒家素来崇尚‘熟客文化’。如果是生客,店家就无法了解对方的喜好,也就不能提供很好的服务。正是因为店家和客人之间相互了解熟悉,客人才能好好品味料理、欣赏店内装饰,更能享受店里的那种氛围。”(同)



 

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