生まれてきた新しい命は、それ自体が未来そのものだ。「どの社会にとっても、赤ん坊にミルクを与えること以上に素晴らしい投資はない」と、第二次大戦中のラジオ放送で英首相チャーチルは述べたという。だが、ゆりかごで安らかに眠れぬ子が、世界に多くいる。
诞生的新生命,其本身就意味着未来。据说,在第二次世界大战时期的广播里就播放过英国首相丘吉尔的这段讲话,他说:“无论对于任何一个社会来说,没有一项投资比给婴儿提供牛奶更好的了。”然而,世界上无法安睡在摇篮中孩子实在太多。
戦乱で荒廃したアフガニスタンを支援する国際会合が東京であった。かの国では、5歳未満の乳幼児の4人に1人が命を落とす。その影響もあろう、平均寿命は44.6歳でしかない。どちらも世界で最悪に属する数字である。
日前,在东京举办了一场向因为战乱而荒芜了的阿富汗提供援助的国际会议。在那个国家,每4名未满5岁的待哺乳幼儿就有1名丧失了生命。或许是受此情况的影响吧,该国的平均寿命只有44.6岁。这两个数字中的任何一个都是全世界最糟糕的。
古くから列強の軍靴に踏まれた歴史を持つ。9・11までは、しばし世界から忘れられたような国だった。テロの後はアフガン戦争が起きた。だが、間もなく世界の目はイラクへ移る。関心の薄れる中、戦火は国土と人の心を荒(すさ)ませた。
这个国家从古代开始就拥有遭受列强军靴践踏的历史。一直到发生了9.11事件为止,很长一段时间里它似乎是一个被世界遗忘了国家。恐怖事件之后,又发生了阿富汗战争。但是,不久世界的目光就转移到了伊拉克。在关注渐渐淡化的情况下,战火不仅荒废了国土还伤害了人们的心灵。
テロが頻発し、汚職がはびこり、麻薬栽培は広がった。国づくりの礎になる教育もおぼつかない。撤兵を決めたオバマ米大統領の言う「長い戦争の責任ある形での終わり」から、現状はほど遠い。
恐怖事件频发,贪污现象蔓延,毒品种植不断扩大。作为建国之基础的教育也无法稳步发展。国内的现状距离决定撤军的奥巴马总统所说的“以负有一定责任的形式结束战争”的设想相去甚远。
「埋められたのが地雷ではなく、小麦の種であったなら」「米軍が爆弾でなく、本を落としていたら」――。この国で映画を撮ったイラン人監督モフセン・マフマルバフ氏が述べた言葉を、前に引いたことがある。
“要是埋下的不是地雷,而是小麦的种子那该多好!”“美军扔下的不是炸弹,而是书本那该多好!”——曾经在该国拍摄过电影的伊朗导演莫森•马克马尔巴夫所说过的这些话,本栏目以前也曾引用过。
貧困と無知がテロと暴力の温床になる。武器による腕力より、社会を変えるには柔らかい支援こそ大切、と読める。先は遥かに遠いけれど、荒野が緑に変わるときを信じたい。手助けを途切らすことなく。
贫困与无知是恐怖与暴力的温床。这句话可以读解为,若要改变社会现状,温馨的援助比那些依靠武器增强力量的做法更重要。虽然距离目标还很遥远,但是,我相信总有荒原变绿洲的那一天。绝不能使帮助半途而废!