<半夜跑在自行车道上的妖怪>
■決して追いこされてはいけないサイクリングロード
绝不能被超车的自行车道
まずは北海道からの言い伝えです。
首先是来自北海道的传说。
「神居古潭(カムイコタン)のサイクリングロードは、夜中になると上半身だけの妖怪が腕を使って走っている。決して追い越されてはいけない」(30歳/女性)
“在神居古潭的自行车道上,一到半夜就会有一个只有上半身的妖怪使着胳膊在跑。在这路上,你可绝不能被他给超了。”(30岁/女性)
コワイですよね。さらに、「実際にサイクリングに行って夜になっても帰ってこない兄を本気で心配したことがある。帰ってきたとき、心から安心した」(同上女性)とか。
很恐怖啊。这位读者还说,“其实,我哥哥曾经有次骑自行车出游直到晚上都没回来,当时我的心就一直悬着,直到他回来才松了口气。”(同上女性)
妖怪なんておとぎ話じゃないの?と思いつつ、実際に家族が帰ってこないと心配になります。
虽然会觉得妖怪什么的都是故事里说说的,但是家人要是真的迟迟不回来的话,就会担心了。
<有水的地方传说多>
お次は秋田から。「辰子伝説があります。辰子という名の娘が泉の水を飲み、龍になった。そして田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになった」(23歳/女性)
接下来是来自秋田的传说。“我们这有个辰子传说。有天一个叫辰子的女孩喝了泉水后变成了一条龙,然后潜入田泽湖一直住着,并成了那个地方的主人。”(23岁/女性)
秋田に限らず、水のある場所には伝説が多いのか、 滋賀県の琵琶湖でも、 「琵琶湖の西と東をつなぐ橋の一つ、唐橋(からはし)に巨大むかでが居座っていた。きれいな娘から『あのむかでを退治してほしい』と言われた俵藤太(たわらとうた)が矢でむかでを射抜くと死んでしまった。その娘の正体は、琵琶湖に住む青蛇だった」(29歳/女性) という伝説が寄せられました。
这样的传说不仅仅发生在秋田,可能是有水的地方传说多吧,滋贺县的琵琶湖也有这样一个故事:“连接琵琶湖东西的桥中有座桥叫做唐桥,曾经有只蜈蚣久踞此地。后来有个漂亮姑娘对表藤太说‘希望你帮我灭了那只蜈蚣’,于是表藤太便用箭射死了蜈蚣。而那个漂亮姑娘原来是住在琵琶湖里的一条青蛇。”(29岁/女性)
<淘气的河童>
岩手県遠野市土淵(つちぶち)地区からは「カッパ」のお話。
岩手县远野市土渊地区的河童传说。
「いたずらをするカッパが馬の足を引いて川に引きずり込んだところ、馬の飼い主に怒られて二度といたずらをしなくなった」(22歳/男性)
“有个淘气的河童拉着一匹马的腿想要把它拖进河里,结果被马主人训斥了一顿,后来那河童便再也不敢捉弄别人了。”(22岁/男性)
昔、村の語り部から聞いたそうで、
据说是很久前从村里说书人那听说的,
「カッパ淵という観光名所があり、たまにカッパのエサであるきゅうりが川に浮かんでいる」(同上男性)と。
“我们这里有个旅游景点叫做河童渊,河面上偶尔会浮着一些黄瓜,那是河童爱吃的。”(同上男性)
<未曾谋面的蛇神大人>
■蛇神様が来るのを待っていた
等待蛇神大人出现
新潟からは、「祖母から聞いた話ですが、祖父母の家の近くの池には蛇の神様が住んでいて、梅雨どきになると人間に幸せをくれる」(24歳/女性)というすてきな伝説が届きました。
新潟有这样一个美丽的传说:“这是我祖母告诉我的,说是他们家附近的池子里住了一位蛇神大人,到了梅雨季节,他就会向人类撒播幸福。”(24岁/女性)
この伝説を信じて、「小さいころ、ずーっと蛇神様が来るのを待っていました。雨が降ってもそこに立って待っていたので、親からは怒られました」(同上女性) と。
于是这位读者信以为真,“小时候我就一直等着蛇神大人出现,就算下雨也会一直站在那,结果被爸妈给骂了。”(同上女性)
蛇神様、会いたいですね。
真的很想见一见这蛇神大人啊。
<死不瞑目的农民>
続いて岐阜県「名無木(ななしぎ)」に関する話。
接下来是岐阜县关于“无名树”的传说。
「取り立ての厳しい名主に対して立ち上がった農民の一人が処刑された。哀れに思った農民たちが遺体を埋めると、そこから誰も名前を知らない木が生えてきた」(24歳/女性)とのことで、「小学校の授業で習い、実際に木を見に行った」(同上女性)のだそう。
“有位农民因不满名主征税苛刻,揭竿而起,结果却被处以刑罚。其他农民深感悲痛,将其尸体掩埋,后来在那片土地上长出了一棵树,没有人知道它叫什么。”(24岁/女性)据这位女性说,“我们在小学课本里学到了这个内容,还去实地参观了这树。”
<打雷也不怕>
大阪府和泉市桑原町の言い伝えでは、
大阪府和泉市桑原町有这样一个传说,
「昔、地元に雷が鳴ると、落ちないように『くわばらくわばら』と言う」(29歳/女性)
“过去在老家遇到打雷,我们会念叨‘くわばらくわばら’来防雷。”(29岁/女性)
「学校の劇や本で習った」(同上女性)と言いますが、子どものころ、菅原道真の伝説に由来する「くわばらくわばら」を習った(菅原道真の領地だった「桑原」という地名が由来しており、ここは道真様の領地なので雷は落とさないでというところから)人も多いのではないでしょうか。
这位读者说,“我们是在学校里的剧还有书本上学到的。”话说回来,可能很多人都在小时候学过这个来自菅原道真传说的“くわばらくわばら”吧(源于菅原道真的领地桑原这个地名,传说这里是道真大人的领地,所以不会遭雷击 )。
<城墙半夜发出叫卖声>
香川県丸亀市からは、とうふ屋のお話が届きました。
香川县丸龟市的读者告诉了我们一个豆腐店的故事。
「大昔、お城の石垣を作っていたときのこと。そこでとうふを売っていたとうふ屋さんをだまして石垣に入れてしまったため、夜中になると『とうふ~とうふ~とうふはいらんかね~』と聞こえてくるらしい」(28歳/女性)
“这故事发生在很久很久以前,当时人们在造城池的石墙,然后一个豆腐店受人骗被砌入了墙里,再后来据说一到夜里,就会传来这样的声音:‘豆腐~豆腐~要豆腐吗’。”
夜はお城には近づけないですね……
晚上还真是不能靠近城墙啊……
<永不倒塌的桥>
最後は沖縄の「真玉橋(まだんばし)の七光り」という伝説。
最后是来自冲绳“真玉桥七光”的传说。
「頭をお団子にし、かんざしが七光りする女性を埋めると、絶対橋が崩れることはないとの伝説。それを語った本人が七光りするかんざしをした女性だったとの話」(31歳/女性)
“相传只要把盘成丸子头、发簪发出七彩光的女人埋在桥下,桥就永远不会倒塌。而叙述这个传说的人正是一位别着七彩光簪子的女人。”(31岁/女性)
さらに、「おばあちゃんと母親から聞いた。沖縄県の那覇市と豊見城(とみぐすく)市を結ぶ橋で、橋を改築する際に、昔の橋がそのままの形で出てきており、遺構が豊見城市指定有形文化財になっている。この橋から伝説が広まったのではないか」(同上女性) とのことです。
还有,“我是从外婆和母亲那听来的,讲的是连接冲绳县那霸市和豊见城市的那座桥,改建那座桥时,人们发现了古桥的完整遗迹,后来被列为豊见城市指定有形文化遗产。那传说应该就是来自那座桥的吧。”(同上女性)。
日本各地の知られざる伝説、いかがでしたか?旅をするときに、このようなその土地に根付く昔話を追っていけば、ガイドブックに載っていないような発見がある旅になるかもしれません。
听了日本各地这些不为人知的传说后,大家有什么感想呢?如果在旅途中去追寻这些扎根在当地的传说,也许你能发现一些旅游指南上没有的快乐。