マンガ好きの男性ならば、一度は通ってきたであろう、『週刊少年ジャンプ』。『ドラゴンボール』『スラムダンク』『ONE PIECE』…数々の名作を世に送り出し、いまもなお、次世代のヒット作を生み出し続けている、少年マンガ誌の代表格だ。
如果是喜欢漫画的男性的话,都至少去看过一次《周刊少年JUMP》。《龙珠》、《灌篮高手》、《海贼王》等等,该杂志面向世间登载了种种名作,现在依然宝刀未老,继续登载着下个时代的大热作品,是少年杂志的代表。
そんな『週刊少年ジャンプ』は、はたしてどのように作られているのか。全国の少年たち、そして元・少年たちの積年の疑問に迫ったのが、『ジャンプの正しい作り方!』(サクライタケシ/集英社)だ。本作は、元マンガ家志望だったサクライタケシ氏と、ジャンプ編集部で働くM山氏とが、その謎に挑んだルポマンガ。ジャンプがどのように印刷・製本されるのか、表紙はどのようにデザインされているのか、編集部のなかはどのようになっているのか…。ジャンプファンならば一度は考えたことがあるであろう疑問が、次々と明らかにされている。
这样的《周刊少年JUMP》,究竟是怎样被制作出来的呢?《JUMP的正确制作方法》(Takeshi Sakurai集英社)这本书逼近了全国的少年们的疑问以及以前少年们积累的问题。本书是原本志愿当漫画家的樱井氏和在JUMP编辑部工作的M山氏向这个谜题发起挑战的报道漫画。JUMP是怎样被印刷・成书的?封面又是怎样被设计出来的?编辑部内部又是怎样的情况呢?作为JUMP饭曾经思考过的问题将一个接一个被解开面纱。
ジャンプはどのように製版されているのか
JUMP是怎样被制版出来的呢?
製版とは、簡単にいうと、マンガ家の原稿を「印刷の一歩前」の状態に整える作業のこと。それを行っているのが、全国13カ所に工場を持つ印刷会社・共同印刷株式会社だ。こちらで原稿をスキャンし、手書きのセリフを打ち込み合成し、それらを印刷するハンコ・樹脂版を作成するのだ。
所谓制版,简单地说,就是将漫画家的原稿调整至“印刷前一步”的状态所需要的工作。进行这一项工作的企业,是在全国有13家印刷工厂的公司・共同印刷股份公司。在这里将漫画的原稿进行扫描,将手写的台词打印出来合成在版面上,然后将它们印刷出来,制作成印章以及树脂版。
ちなみに、製版で一番大変な作業は、作者の手書きのセリフを解読すること。なかには非常に読み取りづらいケースもあるという。現在も連載されている作品のなかで一番解読が困難なのは…、『銀●』だとか。
顺便一提,制版中最辛苦的工作是解读作者的手写台词。其中不乏非常难以读取的案例。在现在连载的作品中最难解读的作品是《银●》等。
ジャンプはどのように印刷・製本されているのか
JUMP是怎样被印刷・成书的呢?
樹脂版ができあがったら、いよいよ印刷・製本に進む。印刷紙は巨大なロール状になっており、一本あたり約400kgの重さがあるそう。それを輪転機と呼ばれる機械にセットし、印刷していく。一本あたりで、約1万折(32万ページ)も印刷できるのだが、ジャンプの場合、1台の輪転機では間に合わないため、常時複数の輪転機で印刷しているという。ジャンプ1号あたりに使用するのは、ロール3700本ほど。約1554トンの重さにもなる。さすが、日本一のマンガ誌だ。
完成树脂版的印刷之后,终于开始进入印刷・成书的阶段了。由于印刷纸被卷在巨大的滚轴上,一个滚轴上的印刷纸约重400kg。将印刷纸的滚轴设置在一个被称为运转机的机械上,进行印刷。一滚轴的印刷纸能够印刷约1万折(32万页),但是由于JUMP开一台运转机根本跟不上进度,常常有好几台运转机同时在印刷。一期JUMP需要使用3700个滚轴,也就是约1554吨的印刷纸!不愧是日本头号漫画杂志!
ちなみに、ジャンプでは再生紙を使用しているが、もしもそれを使わなくなったら、日本は余った再生紙であふれてしまうとか。
顺便一提,JUMP使用的是再生纸,如果说不使用再生纸的话,或许日本剩下的再生纸会成灾的。
ジャンプの表紙はどのようにデザインされているのか
JUMP的封面是怎样被设计出来的?
雑誌の顔ともいえる表紙。これはマンガ家ではなく、専任のデザイナーが考えているという。毎号、数人のデザイナーがラフ案を出し、副編集長の判断をもって、表紙デザインが決定されるのだ。デザインの方向性としては、『僕のヒーローアカデミア』のように新しい作品や新連載が表紙になる場合は、そのマンガのイメージを打ち出すように、逆に『ONE PIECE』のような知名度の高い作品の場合は、季節ネタを取り入れるなど、比較的遊び心をもってデザインされている。
杂志的封面可以说是这本杂志的“脸”,这并不是由漫画家来决定,而是由专业的设计师来思考的问题。每一期杂志都有数位设计师拿出自己的设计草案,根据副主编的判断,来决定这期封面设计。从设计的方向性上来说,像《我的英雄学院》这种新作品、新连载做封面的的情况,要使用能表现出这个漫画形象的设计。相反,如果是像《海贼王》这样知名度比较高的作品作为封面的情况,就要加入一些季节元素,相对来说用一颗玩闹的心去设计比较好。
そうそう、『NARUTO-ナルト-』が最終回のときに、なぜ『暗殺教室』が表紙を飾ったのかというと、それはジャンプが「常に新しい作品を大切にしているから」なのだとか。ジャンプはいつだって、未来を見据えて作られているのだ。
比如说,在《火影忍者》最终回的时候,为什么要用《暗杀教室》来作封面呢?这便是JUMP一直持有的宗旨“总是更加看重新作品”。JUMP无论在什么时候,都着眼于未来而制作杂志。
本作では、上述のような、「ジャンプが作られる基本の流れ」のほか、読者から寄せられたジャンプに対する素朴な疑問もつまびらかにしている。たとえば、「ジャンプの掲載順は人気順なのか」。読者ならば誰もが気になる疑問だ。これは、「基本的には人気順だが、絶対ではない」とのこと。同じジャンルの作品は続けて掲載しないようにしていたり、編集部が推したい作品は前のほうに掲載したり、読者アンケートの結果を踏まえつつ、掲載順を慎重に考えているそうだ。
本书除了上述介绍的“制作JUMP的基本流程”之外,还对读者寄去的对于JUMP各种各样质朴的疑问做了详细的解答。比如说,“JUMP刊载的顺序是根据人气的顺序决定的吗?”只要是读者,任谁都会在意这个问题。这个问题的回答是:“基本上是根据人气的顺序决定的,但并不绝对。”要注意相同题材的作品不要连续登载、把编辑部想要推荐的作品放在前面,还要根据读者投票的结果,慎重的考虑作品排列的顺序。
また、「ジャンプのテーマである、友情・努力・勝利は、誰がどのような思いで考えたのか」という疑問。実は、こんなテーマは存在しないというから驚きだ!基本的には、おもしろければなんでもアリ。ただし、少年マンガを作るうえで、この3つのテーマは自然発生的に出てくるという。
还有这样的疑问:“作为JUMP的主题:友情・努力・胜利是谁经过怎样的思考得出来的呢?”实际上,这样的主题其实并不存在,这令我们非常震惊!基本上,只要故事有趣的话,怎样的主题都可以。只不过,既然做的是少年漫画,这3个主题就顺势自然而然地产生了。
そのほか、各作品の「ロゴ」を手掛けたベテランデザイナーへのインタビューや、『僕のヒーローアカデミア』の作者・堀越耕平氏の仕事場拝見など、本作でしか読めないよう「ジャンプの裏側」が目白押し。まさにジャンプファンにとってのバイブルともいえる、ルポマンガだろう。
除此之外,还有对于设计各个作品logo的老牌设计师的采访、拜见《我的英雄学院》的作者堀越耕平的工作室的场景、充斥着只能在本作品中读到的《JUMP的内部》的故事。这本书对于JUMP饭来说简直是圣经一般的存在。