歴史の節目の中で明瞭なのが改元だ。100年前のきょう、明治天皇の崩御を受けて大正天皇が即位した。大正は14年ほどだが、社会運動が花開き、本格的な政党内閣ができた時代として意義深い。
在历史上的重大时刻中,最为明了清晰的莫过于改元建号了。100年前的今天,明治天皇驾崩,大正天皇即位。大正虽然只有短短14年,但是社会活动遍地开花,作为一个出现了真正的政党内阁的时代,具有极为深远的意义。
改元の年は、東京市電のストライキで明けた。死の床の石川啄木が所感を記している。「国民が団結すれば勝つということ、多数は力なりということを知ってくるのは、オオルド・ニッポンの眼(め)からは、無論危険極まることと見えるに違いない」
东京市电车公司的罢工揭开了改元这一年的帷幕,躺在病榻上生命垂危的石川啄木记下了自己的感受,“懂得国民的团结就是胜利,人多力量大的道理,从古老日本的眼光来看,无疑是等于看到了极其严重的危险所在”。
軍需工場や鉱山でも労働争議が起き、都市の商工業者は悪税廃止を求めた。富山から広まった米騒動や、普通選挙の要求。行動する国民に、藩閥政治に代表される「古い日本」は揺らいだ。ただデモクラシーとは名ばかりで、そのツケは次の昭和に回る。
军需品工厂以及矿山也发生了劳资纠纷,城市的工商业者提出了废除恶性税收的诉求。这场运动源于富山发起的稻米动乱,以及普选诉求。揭竿而起的国民动摇了藩阀政治所代表的“陈腐日本”的根基,出师之名均为民主主义,这一诉求一直延续到其后的昭和时代
昨夕、都心に「原発とめろ」「福島かえせ」が再びこだまし、デモ参加者は国会前に押し寄せた。日の丸を掲げてデモを批判する一群もいたが、割って入る警視 庁の警備は見たところ穏当だった。喧噪の中で思ったのは、言論と表現の自由を命がけで根づかせた先達のことだ。
昨晚,市中心又一次回响起了“终止核电”、“还我福岛”的口号声,示威集会的参加者挤满了国会前广场。虽然也有高举太阳旗对示威集会提出批评的群体,不过,从间隔于两者之间的警视厅警备状况来看,一切都还平稳。置身于此争论之中,所思所想的则是牺牲生命为言论及表达自由奠定基础的诸多先贤。
民主主義の成熟ぶりは、街頭行動の「賢さ」と、権力側の「こらえ性」が示す。中国では、暴徒化した群衆が手荒く鎮圧され、取材していた本紙上海支局長が多数の警官に暴行された。彼は、強権の闇に切り込む記事をいくつも書いている。
民主主义的成熟状况,将由街头集会的“贤明”和权力一方的“忍耐性”来显示。在中国,被视为暴徒的群众受到了野蛮的镇压,在现场进行采访的本报上海支局长也遭到了数名警官的殴打。他曾发表过多篇揭露强权黑暗内幕的报道。
一党独裁の下で13億人が暮らす異形が、末永く続くとは思えない。今はただ、歴史の節目が早く、静かに訪れることを祈る。
13亿人生活在一党独裁之下的畸形现象不可能永远延续下去,今天,我只是期盼着这一历史的重大时刻早日且平静的到来。