イランが新幹線に興味、日本の「新幹線」の輸出動向に中国も並々ならぬ関心
伊朗对新干线感兴趣,对于日本的“新干线”出口动向中国显示出不同寻常地关注
日本と中国は世界各地で高速鉄道市場の受注競争を展開している。インドネシア高速鉄道は中国に奪われてしまったものの、日本もインドやタイでの受注がほぼ確定的であるほか、米国でも一部で日本有利との路線が存在する。
日本和中国在全球各地的高铁市场上正在展开订单竞争。虽然在印度尼西亚的高铁项目上失利于中国,所幸基本确定了印度或泰国的订单,同时在美国也有有利于日本的声音。
中国が高速鉄道の輸出に積極的なのは、中国が自国の経済圏を拡大するための「一帯一路」戦略を推進しており、高速鉄道が同戦略で重要な役割を果たすためだ。一帯一路では中国を起点に東南アジアや中東、さらには欧州までを高速鉄道で結ぶことなどを打ち出しており、今後は中東も受注競争における戦場となる可能性が高い。
中国之所以对高铁出口如此积极,究其原因,是因为中国为了扩大自己的经济版图,正在大力推进“一带一路”战略,其中高铁在此战略中起着至关重要的作用。“一带一路”以中国为起点,将东南亚和中东,甚至欧洲用高铁联结在一起,今后中东市场很有可能会成为订单竞争的商业战场。
欧米諸国はこれまでイランの核問題をめぐって経済制裁を行っていたが、1月に経済制裁を解除した。経済活動への制限が今後なくなっていく見通しであることから、イラン経済への注目が世界的に高まるなか、中国商務部のウェブサイトが「イランが日本の新幹線技術の導入を検討している」と伝えている。
一直以来欧美各国针对伊朗的核问题实施了长期的经济制裁,不过也于今年的1月份解除了。可以预见今后对伊朗经济活动的限制也将慢慢取消,所以,对伊朗经济的关注度在全球范围内不断加深。其中,中国商务部的官方网站发布了“伊朗正在检讨导入日本新干线技术”的消息。
商務部は国営イラン通信の報道を引用したうえで、イランが高速鉄道の建設を検討しており、新幹線導入に関心を持っていると伝えた。中国商務部がわざわざ国営イラン通信の報道を伝えていることから、中国が高速鉄道ひいては日本の新幹線輸出に対して並々ならぬ関心を抱いていることが見て取れる。
中国商务部引用了国营伊朗通信社的报道,伊朗正在检讨高铁建设,并且对新干线的导入表示出兴趣。从中国商务部特意公布国营伊朗通信社的报道来看,可以窥探中国对日本的新干线出口抱有不寻常的关注。