ビニールシートも雅な空間
塑料席也有优雅的说法
花が咲く頃を花時(はなどき)と言いますが、特に桜が咲く頃をさし、人々は花時になると桜狩(さくらがり)に出かけて和歌を詠んだりしていました。この桜狩が行楽としてくだけた表現になったものが花見でして、桜の下に花筵(はなむしろ)を敷き、食事をしながら桜を見物する今のスタイルになったそうです。
花开时节叫做花季,尤其特指樱花盛开时期,过去一到花季,人们就外出赏樱吟咏和歌。而樱狩这一游玩的另一表达就是赏花,在樱花树下铺开花筵,一边吃东西一边观赏樱花,代代相传就成了今天的形式。
【桜ことば】 花時/桜狩/花筵
【樱花语】花季/樱狩/花筵
■現代美人
「わぁ、ちょうど見頃!花見に来た甲斐があったじゃない。それじゃ、ビニールシートでも敷きましょう」
■風流美人
「まぁ、花時を迎えて桜狩に来た甲斐があったわね。では、花筵を敷きましょう」
■现代美人
“啊~,正是赏花的好时候!来赏花真是不虚此行。那么,我们把塑料席铺上吧”
■风流美人
“啊,花季时分来樱狩真是不虚此行呢。那么就来铺开花筵吧”
花びらを風流に見たてて
将花瓣看做风雅
満開の桜は花盛り、満開になって散る桜を零れ桜(こぼれざくら)、花びらが舞い散るさまは桜吹雪、水面に散った花びらが吹き寄せられて流れていく様子を花筏(はないかだ)と言います。なるほど、筏流しに似ていますよね。また、水面に散った花びらが敷きつめられた様子を浮き橋に見立てて花の浮き橋と表現します。
盛开的樱花叫盛樱,盛开后飘零的樱花叫飘樱,樱花花瓣随风飘舞的情景叫雪樱,散落水面的花瓣被吹到一起随波流去的情景叫花筏。原来如此,真的跟浮在水中的筏子很像呢。而散落水面的花瓣铺开的样子很像浮桥,就叫做樱花浮桥。
それから、水辺の桜が水面に映る様子を桜影といい、桜の木の陰を表す桜陰と分けて使います。
此外,水边的樱花倒映在水面的样子叫做樱影,和表示樱花树背阴面的樱阴区分使用。
【桜ことば】花盛り/零れ桜/桜吹雪/花筏/花の浮き橋/桜影/桜陰
■現代美人
「まさに満開!風で花びらが舞って綺麗ね。あっ、花びらが流れていく……見て!川面に花びらがいっぱいよ」
■風流美人
「まさに花盛り!桜吹雪も綺麗ね。あっ、花筏……見て!花の浮き橋よ」
【樱花语】盛樱/飘樱/雪樱/花筏/樱花浮桥/樱影/樱阴
■现代美人
“真是樱花盛开!花瓣随风飘舞,真漂亮呢。啊,花瓣被水冲走了……快看!河面上铺满了花瓣呢”
■风流美人
“真乃是盛樱!雪樱美丽无比。啊,花筏……快看!樱花的浮桥哟”
疲れにも風情を
花見の時に着る衣装を花衣(はなごろも)、桜を愛でている人のことを桜人(さくらびと)、花見に行って疲れてしまうことを花疲れ(はなづかれ)と表現します。花疲れだなんて、なんとも風情のある言葉ですね。
疲劳也要有风情
赏花时穿的衣服叫做花衣,爱樱之人叫樱人,去赏花时的疲劳叫做花累。居然还有花累,真是风雅的词语啊。
【桜ことば】花衣/桜人/花疲れ
■現代美人
「花見客が多くて疲れるわ」
■風流美人
「たくさんの桜人で花疲れしたみたい」
【樱花语】花衣/樱人/花累
■现代美人
“赏花人太多,真累人啊”
■风流美人
“樱人挤挤,让人花累呢”
魅惑の夜に誘うセリフ
人の心を魅了する桜。夜になれば夜桜となりますが、桜の花の白さで、あたりがぼんやり明るく見えることを花あかりと表現します。また、夜桜を見るために焚く篝火を花篝(はなかがり)といいます。
诱惑的夜晚的邀约词
摄人心魄的樱花。到了晚上就赏夜樱了,由于樱花的白色,使其周围看着隐约明亮起来,这叫做花明。而为了观赏夜樱而点燃篝火则叫做花篝。
【桜ことば】花あかり/花篝
■現代美人
「夜桜ってそこだけ明るいから気になるわね。ちょっと遠回りして観に行ってみない?」
■風流美人
「花あかりに誘われて、少し遠回りしてみませんか?」
【樱花语】花明/花篝
■现代美人
“说到夜樱,只有樱花那团亮着,让人挂心呢。要不咱们稍微走开点来观赏吧?”
■风流美人
“要不咱们稍微走开点来观赏花明吧?”
(编辑:何佩琦)