レストランの客が言う。「このステーキ小さいね」。店主は「大きいのがよろしければ、次から窓際へどうぞ」。外から見える席は客寄せの広告、という笑い話である。はかま満緒(みつお)さんの本からお借りした。
餐厅食客说,“这块炸牛排小了点噢”,店主答道,“想要大点儿的话,下回请坐在靠窗边的座位”。意思是说,从外侧能够看得到的座位起着一定的招揽顾客的作用。这是一则笑话,斗胆从袴间满绪先生的书中借用一下。
国会という高級レストランの窓際で、民主党と自民党が殴り合っている。この「逆宣伝」で客足は遠のき、近日開店の「大阪維新の会」に黒山の人だかり――。今の政治状況はそう例えられようか。
在号称国会的这家高级餐厅的窗边,正上演着一出民主党和自民党大打出手的闹剧。所不同的则是这场“逆向性宣传”并未能吸引住顾客的眼球,反倒是近期即将开张的“大阪维新会”门前黑压压的人头攒动。不知道当前的政治状况是否正如所例举的这样?
「近いうち解散」を遅らせたい民主と、早く総選挙がしたい自民。消費増税では組んだ両党だが、野田首相への問責可決で対立が決定的となった。党略うず巻く国会は、定数是正の宿題を放り出し、毎度の開店休業に入る。
打着“近期解散”旗号,竭尽拖延之能事的民主(党)和一心盘算着尽早举行大选的自民(党)。尽管是在提高消费税的前提条件之下已经联手的这两大政 党,可就在通过对野田首相的问责议案问题上的对立却丝毫不动摇。政党谋略席卷之下的国会提出了修定(选区议员)规定人数的作业,进入了一年一度的开张停业期。
これでは、与野党で大阪維新を応援しているも同じだ。維新の橋下代表は、定数削減でも「衆院半減、参院廃止」と歯切れよい。国会が無様を重ねるほど、橋下流の「激辛公約」が有権者をとらえる。
这么一来,执政在野各党在举党一致支持大阪维新问题上倒也方向雷同。维新代表桥下则更是在削减规定人数方面提出了“众院减半,参院废除”这一掷地有声的口号。国会越是表现平庸屡屡无所作为,桥下派的“剧辣公约”就越能争取到选民支持。
維新は、合流を望む国会議員を招いて討論会を催すという。「客引き」せずとも票と現職が転がり込むのだから、橋下氏が「いよいよ面白くなる」とご満悦なのも当然だ。その弁舌はさておき、二大政党の評判が地に落ちた時に「開店」する強運、空恐ろしい。
听说维新会正在邀请那些希望合作的国会议员参与讨论会。即便不采取“招揽顾客”的举措,选票和现任议员也会蜂拥而至,所以桥下先生当然有理由满心喜悦,觉得局势“越来越有意思了”。其人巧舌如簧的辩才那就不必细说了,即使是他在此舆论对两大政党的评价一落千丈之时“成功开张”的旺运也着实令人望而生畏。
私たちは議会政治の「幼児化」を目撃している。高級店の窓際で恥をさらす子どもらは、勘定を持たされる国民が一喝するしかないが、さて、どう反省させよう。「激辛」でお仕置きか……。自信をもってお勧めできる叱り方が、なんとも浮かばない。
我们都目睹了议会政治的“小儿科”,对于在这高级商店的窗边不知羞耻地撒泼耍赖的孩子,不得不为此买单的国民只有大声呵斥一种办法。可即便如此,应该让他们如何反省呢?难道所采用“剧辣”手段对他们进行惩罚……?既自信又具有劝诫作用的训斥方式什么也想不出来。