5月になるとやる気を失くす、いわゆる“5月病”。日本では一般に認知されているが、海外で同じような症状はあるのだろうか?また、日本の“5月病”は諸外国でどう捉えられているのか、外国人に質問してみた。
所谓五月病是指一到五月就失去干劲的表现。这在日本是很普遍的现象,但在海外也会出现类似的症状吗?又或者,外国是如何看待五月病的呢?本文就此询问了一些外国人。
大方の予想通り、「自分の国にも“5月病”が存在する」という外国人は皆無だった。
结果的大部分和预想一样,没有外国人说自己的国家也存在五月病这种情况。
「人それぞれ落ち込むことはあるけど、時期も理由も人それぞれ。みんな揃って5月病なんてことはない。日本人は共通病名をすぐつけたがるのが特徴だ」。(スリランカ:50代男性)
“每个人都有情绪低落的时候,只是时间和理由因人而异。大家凑一起在五月生病什么的倒没有。喜欢马上给一些共同的病取名是日本人的特征”。(斯里兰卡:50代男性)
「それなら私は8月&9月病!祝祭日が全然ないから、働きすぎて損してる気分」。(香港:30代女性)
“那样的话我就是8&9月病!因为完全没有节假日,工作过度有点积劳的感觉”。(香港:30代女性)
「5月だから滅入るなんてことはない。冬の寒さで沈み込む人もいるし、僕自身は月曜が好きじゃない。翌日は仕事だからね。日照時間の少ない国は他と比べて自殺率が高くなるわけで…結局、個人の感受性の問題じゃないだろうか」。(イギリス:30代男性)
“因为是五月反而不会郁闷。冬天太冷情绪低落的人倒会有,我自己的话只是不喜欢星期一,因为第二天要工作。日照时间短的国家和别的地方相比自杀率比较高……到最后是不是个人感知的问题呢?”(英国:30代男性)
「5月病はないけど、月曜病ならある。毎週日曜夜9時のコメディ番組を見ると、休日の終わりを感じてげんなりする」。(韓国:20代女性)
“五月病是没有,周一病倒有。每周日晚上一看到九点档的搞笑节目,就想起周末要结束了浑身无力”。(韩国:20代女性)
「フィリピンにはないです。おそらく一年を通して夏の気候で、毎日同じように過ごしているからだと思います。学校の夏休みが2ヵ月あるので、休みの後に学校や会社に行きたくなくなる人が多い。なので、次の月曜日にお休みしている人が多いです。まあ、これはフィリピンだけでなく、世界中の人々がこんなもんではないかな」。(フィリピン:30代男性)
“在菲律宾是没有的。大概是因为一年四季都是夏天,每天都差不多的感觉吧。学校会有两个月的暑假,假期结束后不想去上学或上班的人是挺多的。所以,下个周一请假的人很多。不过,这也不是只有在菲律宾才有的,世界各地的人都一样不是么?”(菲律宾:30代男性)
「ない!」(アメリカ:30代女性)
“没有!”(美国:30代女性)
家の前を象が通り過ぎることもあるというスリランカ人男性を始め、基本的には「そんなもの人それぞれでしょう」というのが共通の回答のようだ。「日本人は共通病名をすぐつけたがる」とあるように、単に病名として命名するかしないか、の違いのようにも感じられる。しかし、祝祭日がないのを気にしたり、日曜夜の番組で休日の終わりを感じるなど、逆に「どこも同じなんだな」と妙に納得させられる結果でもあった。
从家门前会有大象出没的斯里兰卡男性的回答开始,基本上都认为“这种事情因人而异的吧”。也有像“日本人很喜欢马上给一些共同的病取名”这样,认为差异在于“是否单纯作为病名来命名”的想法。但是,介意没有节假日、或看到周日晚上的电视节目就感觉休息日结束了等等,最后反而奇妙地得出了“到处都是一样的吧”这样让人信服的结论。