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清秋风雅 芦花使然(中日对照)

作者:来源  来源:沪江日语   更新:2015-9-1 10:15:13  点击:  切换到繁體中文

 

今の季節、空が澄みわたる日には、すべてのものがはっきり瞳に映る心地がする。残暑のほてりもいつしか遠のき、気がつけば秋のただ中である。思うに任せぬ人の世を尻目に、天地のめぐりは律義なものだ。


这个季节,每当万里无云的日子,就会觉得一切的一切都会清清楚楚地引入你的眼帘。秋老虎阶段的火烧云不知从什么时候已离我们远去,醒过神来一看,已经到了仲秋时分。天地的轮回自有其一成不变的规律,丝毫不顾及不随人愿的世态炎凉。


ひと月前はまだ暑かった。「せめて秋の気分を」と思いススキを花瓶に挿(さ)したと書いたら、いくつか便りをいただいた。ある地方ではススキを屋内に飾ると火事を出す、との言い伝えがあるそうだ。彼岸花もだめ、という所もあるらしい。


一个月之前还相当炎热,“至少能让人感到点秋天的气氛就好了”,于是便将苇花插到了花瓶里。这篇报道一经发表,便收到了几封读者来信。说是在有些地方,相传室内装饰用芦花会着火。据说,还有些地方连石蒜(Lycoris radiata)也不行。


なるほど、彼岸花は群れ咲く姿が紅蓮の炎を思わせる。火事への連想はうなずけるが、はて、ススキはなぜだろう。そういえば<夕焼、小焼、薄(すすき)のさきに火がついた>という童謡が北原白秋にある。ぽっと燃えだすイメージを勝手ながら想像した。


说来也是,一片片盛开的石蒜花能让人想到红莲火焰的热烈色彩,那么,由此再联想到着火也就不难理解了。可是,芦花又是因为什么呢?你还别说,北原白秋创作的童谣不是诵到《晚霞映天边,染红芦草尖》么。恕我随意地想到了烈火瞬间燃起的景象。


ススキは地味ながら、古来ファンが多い。清少納言も大いにほめている。<秋の野のおしなべたるをかしさは、薄こそあれ>。秋の野の風情はススキのおかげよ、と礼賛されて、ススキ一族は鼻高々なことだろう。


芦花尽管土气,可是自古以来就不乏追捧者。清少纳言也曾极力地赞美过它,《清秋美景无限好,不可缺少芦花草》,意思是说,秋季原野所表现出的清雅风情,全靠的是芦草。难怪芦草一族都那么的孤高自傲。


秋台風が去って、列島の空はおおむね澄み渡る。日本晴れの語に季節の決まりはないが、やはり秋がふさわしい。晴れあがった夜は冷えて、木々は錦の刺繍を織りなしてゆく。


秋季台风过去之后,列岛的天空大多是碧空如洗。虽然晴空万里一词并没有季节方面的规定,可还是比较适用于秋季。晴天的夜晚寒气逼人,因此,树木便逐渐地织出了如锦似缎的斑斓色彩。


盛りの紅葉は、初霜前線を抜いたり、抜かれたりしながら南下するそうだ。<霜葉は二月の花よりも紅(くれない)なり>の名句が唐詩にある。霜 を経た紅葉は春の花より赤い、は詩的誇張ではあるまい。燃えるような山の粧(よそお)い、きょうはどのあたりまで下りて来たか。


据说,令人叫绝的红叶正在逐步南下,时而超越了初霜前锋,时而稍晚几天。唐诗中有名句《霜叶红于二月花》。经过霜打的红叶比春花还要红艳,这绝非是诗歌的艺术夸张。不知道这满山遍野的彩妆,今天都到了哪儿?


 

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