「SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」が映画化。天才、当麻を演じた戸田恵梨香と武闘派、瀬文を演じた加瀬亮が『劇場版 SPEC~天~』について語った。
天才当麻的饰演者户田惠梨香和精英武警濑文的饰演者加濑亮,接受了关于《电影版SPEC~天~》的采访。
「ドラマよりもかなりパワーアップした劇場版」
“电影版比电视剧版更具冲击力”映画版は新しく始まる、別もの「SPEC」
全新的电影版将展现出不同的《SPEC》
―― 4月1日に放送されたスペシャルドラマと映画、それぞれの魅力がありますね。
——4月1日上映的SPEC特别版和电影版,具有各自的不同魅力吧。
戸田恵梨香(以下、戸田):撮影しているときはそこまでの差は感じていなかったですが、出来上がったものを見て、差は感じましたね。
户田惠梨香(以下 户田):拍摄的时候并没有感觉有很大的差别,但是看了播出来的作品后感到了两者的差异。
加瀬亮(以下、加瀬):プロデューサーと監督の中では、ドラマと映画とは意識が違うのかもしれませんね。中に入っている僕らは、スタッフも一緒ですし、役も変わらないし、そんなに差はなかったように感じていたのですが。
加濑亮(以下 加濑):从制片人和导演的意识理念上讲,电视版和电影版可能有所不同。但是对于身入片场表演的我们,工作人员也是一样的,角色也没有变化,所以并没有感到很大的差异。
戸田:最初はスペシャルドラマも映画も連ドラの延長戦だと思っていたんですけど、出来上がってみると、スペシャルドラマは連ドラの完結編、そして映画はまた別の作品として新たなスタートを切ったんだろうなという印象を受けました。だから、それぞれの魅力が違う気がしています。
户田:最初我以为无论是特别版、电影版、还是电视版都是延续的。但是看了播出来的作品,给我的印象是:特别版是电视版的完结篇,电影版则像是不同与两者的作品,有了新的展开。所以,我感觉它们有各自不同的魅力。
加瀬:基本的には「事件が起きて刑事が解決する」というすごくシンプルな娯楽なんですが、台本を読んで、映画は今回、初めて観るお客さんのことを考えたいという趣旨のもとに書かれているんだなと理解しました。連続ドラマから続けてやってきたので、そこにちょっとした戸惑いみたいなものはありましたね。なので、自分でも戸田さんが言ったように「別もの」として、考え直すようにしました。
加濑:基本上是“发生事件,刑警去解决”这样十分简单的设定,但是,看了剧本,我了解到这次的电影版,是在考虑到初次观看SPEC的观众的宗旨下写成的。因为我们从连续剧开始一直演到现在,在这一点上,我也有过类似于困惑的感觉。因此,自己也像户田说的那样,去把它当做不同的东西重新考虑。当麻はとにかく自由に、楽しく解放的に
用一句话总结当麻,她是自由、快乐,不受束缚的。
―― 当麻はテンション高めのキャラですが、どのように役づくりしているのですか。
——当麻是个情绪很high的角色,您是怎么塑造角色的呢?
戸田:見た目から作っていきました。連ドラに入る前にまず筋トレをやめ、髪の毛のカラーをグラデーションにして......。お芝居に関してはとにかく楽しく!「自由にやっていい」と監督からの指示を受けたのでそうしたのですが、「自由でいいんだ!」ってすごく楽になったんです。だから、役づくりというより自分自身が楽しんでお芝居していたと思います。
户田:我就像大家所看到的那样,演绎了这个角色。在拍摄前,我停止了肌肉锻炼,把头发做成深浅渐进的颜色......在表演方面总之非常的开心!因为导演下了“可以自由发挥”的指令,所以我就这样做了。“自由发挥就可以了!”这让我觉得十分轻松。因此,我觉得与其说是在塑造角色,不如说我是在享受表演的乐趣。
――瀬文もいつも通りというか、いつも以上に声を張っていましたね。
——同样濑文一直都是这样,或是怎么说好呢,总是声嘶力竭的叫喊呢。
加瀬:確かに台本のセリフには「!」がいっぱいあったかもしれません(笑)。撮影は夏で、本当に暑かったので、カメラが回っていないときはこれでもかってぐらいのテンションの低さでしたけど(苦笑)。
加濑:确实剧本的台词中好像有很多“!”(笑)。因为是在夏季拍摄,非常的炎热,所以当镜头没有转过来的时候,我也有过,这样的也要被剪掉啊的情绪低谷。(苦笑)
戸田:瀬文が「気合だ~」とか言いながら、すごく笑えることを本気でやっている芝居などは、確かに瀬文らしいですけど、加瀬さん自身がものすごい気合でギャグをやっている姿は本当にすごかったですね(笑)。
户田:濑文说着“集中注意~”,并非常认真的表演那些令人发笑的举动,确实很有濑文的风格。加濑自身气势十足的搞笑姿态很厉害呢。(笑)
シリーズが進むにつれ、ギャグ増量中?
随着系列作品的推进,笑点增加中?
加瀬:現場で監督がいつも突拍子もないことを思い付いて、どんど んいろんなことをやらせるんです。その予定調和じゃない感じが出てくると、「SPEC」だなと思いますね。自分の中では筋が通らないかなと思っていても、 取りあえず強引に大声を出してやる(笑)。そういうことで乗り越えちゃうことが『SPEC』ですね。
加濑:在现场导演经常突然想到一些出奇的点子,并不断的让演员去表现。当我觉得和预想不和谐的时候,便感叹这就是“SPEC”啊。虽然在我看来可能不合逻辑,暂且先强迫自己大声的喊出来(笑)。跨越了这样一个过程就是SPEC了吧。
戸田:当麻以外の人はみんなギャグでやっていると思いますね(笑)。
户田:当麻以外的所有人都有搞笑呢(笑)。
加瀬:監督を見ていると、むしろ、そっちがメインじゃないかという気すらしてくるんですよね(笑)。特にスペシャルの最後の方に女同士の戦いがあるんですけど、ギャグとナンセンスがものすごく不思議な融合の仕方をしているんですよ。かなり面白かったです。
加濑:见到导演后,我甚至觉的他才是主演呢。尤其是特别版的最后,三个女人战斗的场面,搞笑和荒谬不可思议的融合在了一起,十分的有趣。
―― ギャグのテンションを保つのは大変ではないですか。
——要保持搞笑的高涨情绪很困难吧?
戸田:わたしは大丈夫でしたけど、栗山千明さんは大変だったと思います。彼女が演じる里子は帰国子女なんですが、あえて変な日本語をしゃべらないといけないんです。そこに気持ちをのせるのって難しいだろうなって、はたから見ていて思いました。ご本人は本気でやられていたのですが、わたしは爆笑してしまいました。
户田:我还好,但是栗山千明可能很要命吧。因为她饰演的是归国子女——里子,所以必须刻意的模仿奇怪的日语。我在一旁看的时候就想,在这个设定下要保持高涨的情绪好像很难呢。她本人是非常认真的在表演,我却觉的很有趣忍不住爆笑。瀬文は頑張る......というより頑張るしかない!
――堤幸彦監督の現場は次々とアイデアが出てきて、役者さんは対応が大変とよく聞きますが、今回はどうでしたか。
——堤幸彦导演的现场奇思妙想不断,听说演员们应对起来很要命,这次感觉如何呢?
加瀬:映画は想定外だらけです(笑)。しかも今回、順撮りではないこともあって、ものすごくタイトなスケジュールの中で、取りあえず監督が思い付いたものを、まったく意味がわからずにやっていたことも多かったので、後でつながって、「ああ、そういうことだったのか!」ということも結構ありましたね。
加濑:电影版中的绝大部分都是超乎想象的(笑)。但是这次,既没有按顺序拍摄,日程又非常紧张。所以很多时候我在不明真相的情况下,暂且先把导演想到的东西表现出来。过后连接起来一看,“原来是这么一回事啊!”
戸田:毎日、ギャグのセリフを足されるんですよ。撮影中は日々、差し込み(アイデアの追加による台本の変更)で元の台本がいらなくなってしまうぐらい。ギャグがあるからこそ、メッセージ性が逆に際立っていい作品になったんじゃないかなと思っています。
户田:每天都有添加搞笑台词。拍摄的每一天,由于不断的插入(因为想法的增加而变更剧本)甚至舍弃了原来的剧本。我觉得正是因为有这些笑点,相反信息性变的显著,成就了一个好的作品。
―― 最後に二人にとって、当麻と瀬文はどういう存在ですか。
——最后对于两个人来说,当麻和濑文是怎样的存在呢?
戸田:演じる役柄によってはやれることに制限があったりする中、当麻に関してはどれだけブレていてもそれが当麻になる自由さを学びました。「ああしてみよう、こうしてみよう」といろいろ考える感覚を教えてくれた役。わたしにとってすべてというと大げさかもしれないですが、それくらいわたしの役者人生の中で大きな役です。
户田:根据饰演的角色演员的发挥也是有限的,但是关于当麻,我学到了无论怎样乱来都是作为当麻的自由。“我想尝试这个,啊又想尝试那个”这个角色教会了我多方面思考的能力。对于我来说,说她就是我的一切或许有些夸张了,但是从某种程度上来说,她在我的演艺生涯中是非常重要的角色。
加瀬:あまり力を入れて頑張るということは好きではないのですが、この役は力を入れて頑張っていると思います。頑張らざるを得ない(笑)。監督がこれまでにない自分の側面を引き出してくれたと、感謝しています。
加濑:虽然我不太喜欢用尽全力拼命的去做某事,但是这个角色是在竭尽全力的努力。不得不努力(笑)。我很感谢导演激发了我潜藏至今的另一面。