「日本代表」は五輪やW杯だけではない。連休中、テニスの錦織圭選手は母国でツアー2勝目をあげ、パリの凱旋門賞に挑んだオルフェーヴルは首の差に泣いた。そして、山中伸弥京大教授(50)のノーベル医学生理学賞である。
“日本代表”并不仅仅局限于奥运会以及世界杯,在这次长假中球手锦织圭在祖国获得了(网球)巡回赛的第2次胜利;另外,在巴黎挑战凯旋门杯赛的参赛马Orfevre以一马首之差饮恨败北;更令人欣喜的是京都大学教授山中伸弥(50岁)荣获诺贝尔医学生理学奖。
教授が先駆けた「iPS細胞」はあらゆる人体組織となり、再生医療の切り札と期待される。ご自身が「まだ一人も助けていない」と謙遜した通り、いわば現在進行形の発明だ。
教授率先研究的“iPS细胞”可以培养成任何人体组织,是值得期待的再生医疗方面的一张王牌。正如其本人谦虚表白的那样,这是一项目前仍处于进行之中的发明,“还没有能够拯救任何一个人”。
自分の皮膚から作った細胞で、臓器を治せる日が来るかもしれない。山中さんには、難病の患者や家族から激励と相談が絶えないと聞いた。「待つ人」の存在はありがたくも、身が引き締まる思いだろう。
也许使用这种由本人皮肤制作成的细胞,就能够迎来治疗脏器的那一天。听说,山中先生不断地收到一些来自罹患难治之症病人家属的鼓励和咨询。“期待之人”不可或缺的存在恐怕也是使其全身心投入的原因吧。
同僚のチームはマウスのiPS細胞から卵子を作り、子を誕生させた。万能細胞をめぐる日進月歩を、山中さんは冷徹に見守る。今は京大iPS細胞研究所の初代所長として、倫理面など、ほやほやの技術の管理にも関わる立場となった。
同事的研究小组用老鼠的iPS细胞制作成了卵子,并诞生出了小崽,而山中先生则始终冷静地关注着有关该万能细胞日新月异的进步。如今,作为京都大学iPS细胞研究所第一任所长,他所处的位置必须在伦理等方面对此蒸蒸日上的技术加强管理。
お見かけする限り近づきがたさはない。白衣より小じゃれたジャケットが似合う、ナイスミドルの趣だ。19歳で芥川賞を受けた綿矢りささんが、苦節何年の風情から遠かったのを思い出す。「らしくない」人の栄誉は、清新でいい。
从外表上看,他身上没有丝毫难以接近之处,有的倒成熟潇洒的韵味,似乎更适合穿着比较时尚的夹克而并非白大褂。这使我想起了19岁获得芥川奖的绵矢梨沙女士终于脱离了多年逆境的情景。“并不适衬”之人的荣誉如此清新,真是众望所归。
この賞も、ゴールではなく新たなスタートだろう。道を究めれば、一人の医者が一生かけて救える命の、何倍もを救える。まだ見ぬ功績は「日本代表」の域を超えて、人類史に刻まれるかもしれない。未来につながる「現役の頭脳」の快挙を、ともに喜びたい。
这个奖并不表示终结,反而是新的起点。有朝一日彻底搞清楚此道之理后,意味着一个医生用其一生能够拯救几倍于此的可救之性命。这一尚未树立起的功绩 也许已经超越了“日本代表”的范围,并将镌刻在人类历史上。希望能够共同分享“现役头脑”成就的前途无量的壮举所带给我们的喜悦。