「大切」と「大事」はどう違う?
“大切”和“大事”有什么不同?
「大切(だ)」と「大事(だ)」は、次の例に見られるように、ほぼ意味の変化なく入れ換えることが可能です。
正如在下面的例句中看到的一样,“大切”和“大事”的意思几乎没有差别,可以互相替换。
僕にはお金より自由が 大切だ/大事だ。
对我来说,自由比金钱重要。
このように、「大切(だ)」と「大事(だ)」は、「大事に至る」のように用いられる場合を除けば、現代日本語においてその意味するところが大きく重なっており、類義語として差し支えないかと思われます。
像这样,除了只有“大事”被用在“发展到严重的地步”这种意思上之外,“大切”和“大事”在现代日本语中的含义有很大部分的重合,把它们当作同义词应该也没问题。
「大事」は、その訓読みからも推察されるとおり、もともと「重大な事柄」「重大な事件」という意味に用いられました。
正如从“大事”的训读就可以推测出的一样,“大事”原本被用在“重大的事态”“重大的事件”之类的意思上。
用例としては、聖徳太子の時代の憲法十七条にまで遡ることができます。
使用实例可以追溯到圣德太子时代的《宪法十七条》中。
この意味から、しだいに「軽んじられないもの」「かけがえのないもの」というような意味で用いられるようになりました。
(后来)从这个意思开始,“大事”逐渐地被用于表示“不可轻视的东西”“无法替代的东西”。
一方の「大切」は、「切」が「切に」「切迫」などに用いられることからご理解いただけるかと思いますが、「大いに切なること」、すなわち「さし迫っていること」「緊急を要すること」という意味の語でした。
另一方面,从“切”字被用于 “切に”“切迫”等词语这一点上,大家应该就能理解“大切”的含义了吧。“大切”是用来表示“非常殷切”,也就是“迫切”“必须紧急”等意思的词语。
この意味で用いられている用例は、今昔物語、さらにそこから数十年遡って見ることができます。
“大切”的这种用法可以追溯到《今昔物语集》,甚至是它之前的几十年。
これが、その物事を重要視するという意味を経て、現在の意味に定着したものと考えられます。
一般认为,这就是曾经表示重视某种事物,现在有其固定含义的“大切”。