戦争ジャーナリストは割に合わない仕事である。殺し合いの愚かしさを伝えるために我が身まで狂気にさらすのだから。しかし、男でも女でも誰かがやらないと、情報戦のウソで塗られた戦場の真実は見えてこない。
战地记者是一项付出与获得极不匹配的工作,因为为了通报相互杀戮的愚蠢行径甚至还要搭上自己的疯狂。但是,无论男女如果谁都不干的话,那么我们就看不到战场上的真实情况,只能任凭它被信息战的虚假所掩盖。
シリア内戦を取材中の山本美香(みか)さん(45)が殉職した。所属するジャパンプレスの代表で、行動を共にしていた佐藤和孝さんによると、アサド政権側の兵士に近くから乱射されたという。
在内战中的叙利亚进行现场报道的记者山本美香女士(45岁)不幸以身殉职。她是所属的日本出版公司(THE JAPAN PRESS INC)的代表,据同行的佐藤和孝先生说,这是因为遭到了阿萨德政府军方面的士兵近距离扫射的结果。
現場となった北部の大都市アレッポでは、政府軍と反体制派の激戦が続く。山本さんらは隣国トルコから入国し、日本テレビのニュース用に映像リポートを送っていた。
事发现场是位于北部的大城市阿勒颇,在那里政府军同反政府武装的激战仍在持续。山本女士一行是从邻国土耳其进入到叙利亚,并且向日本电视台递送用于新闻的影像报道。
新聞記者の娘に生まれた山本さん。ビデオカメラを手にアフガニスタン、イラク、コソボなどの紛争地を転戦してきた。154センチと華奢(きゃしゃ)ながら、弱者に寄り添う目で暴力を射抜き、帰国すれば子どもたちに平和の貴さを説いた。
山本女士也是一名新闻记者的女儿,曾经手持摄像机转战在阿富汗、伊拉克以及科索沃等战火纷飞的现场。尽管是只有身高154厘米的纤弱身材,却能以体恤弱者的目光揭露暴力的丑恶,并且还准备回国之后向孩子们讲述和平的重要。
「戦場で何が起きているのかを伝えることで……いつの日か、何かが変わるかもしれない。そう信じて紛争地を歩いている」(『ぼくの村は戦場だった。』マガジンハウス)。危険は覚悟の上でも、生き抜いて伝えてこその仕事と知る人である。「戦死」ぐらい無念な最期はあるまい。
“战场上究竟发生了什么?要把我们的亲眼所见传达给民众,……通过这一过程,或许在某一天会发生某些变化。正是因为这一点的坚信,才走进了纷争之 地”(摘引自《我们的村庄已成为战场》MAGAZINE HOUSE, Ltd出版)。即便并不畏惧危险,但也必须活着并将实情传递出去,她是个对此项工作的这一特点十分清楚的人。我们绝不能让“战死”这样令人遗憾的结果再次出现。
去年、10代向けに書いた『戦争を取材する』(講談社)はエールで結ばれる。「世界は戦争ばかり、と悲観している時間はありません……さあ、みんなの出番です」。どんな道に進むにせよ、女の子も男の子も、平和を願った彼女の遺志だけは継いでほしい。
去年,以10多岁这一代人为对象而发表的《报道战争》(讲谈社出版)采用声援鼓励的形式获得了孩子们的青睐,“世界怎么尽是战争,我们已经没有时间 去如此悲观地抱怨了,该轮到我们上场了!”不管你将要选择什么样的道路,所有的男孩子和女孩子们,她期盼和平的遗志,希望你们一定要继承。