一人暮らし、寂しいときの紛らわせ方
「ただいま」と帰ってきても、誰も返事をしてくれない。気がついたら、テレビに独りごとを言っている……。一人暮らしなら、どれも当たり前のことなのだけれど、ふと猛烈に寂しく感じてしまうことがありませんか。そんなとき、あなたはどんなふうに過ごしますか。ひとりで寂しいときの解消法について考えます。
■ひとりで寂しいのは、当たり前
まず覚えておいてほしいこと。一人暮らしをしていて寂しく感じるのは、あなた一人ではありません。あなたが悪いわけでもないし、ダメな人間でもないし、ましてや一人でいることが情けないなんてもことも決してありません。インターネットで「一人暮らし」「寂しい」と検索してみれば、寂しさを訴える声やお互いに慰め合っている言葉、その解消法というのが、本当にたくさん引っかかってきます。つまり、世の中には寂しい人が溢れているということ。
もしかしたら、この壁の向こうに暮らすお隣さんも、たった今、寂しいと感じながら過ごしているのかもしれない。そんなふうに想像してみると、ほんの少しだけかもしれませんが、気がラクになってきませんか。
誰かと一緒にいると寂しさは感じにくいけれど、時としてうっとおしいことや面倒なこともあります。その一方、ひとりは自由で気楽だけれど、寂しいこともある。それぞれに良い面も悪い面もあることを考えれば、一人暮らしをする者としては、甘んじて受け入れなければならない感情ともいえるかもしれませんね。
■ひとりでも楽しめることがあると強い。でも……
私自身も一人暮らしをしていたころ、よく「寂しい」の感情に襲われていました。そんなとき、どうしていたかというと、美味しいものを作って、美味しいお酒を飲む。時として、お酒に飲まれちゃうこともありましたが(!)、それはそれで誰に迷惑をかけるわけでもない一人暮らし。美味しいものをたっぷりと食べ、心おきなく酔っぱらうことで、寂しさを追いはらうことができていました。
ひとりでいることを忘れるくらい、ひとりでも打ち込める何か、楽しめる何かがあると、寂しさは和らぎます。料理をすることや音楽や映画を観賞すること。模様替えやガーデニングをしたり、何かを手作りしたりすることも、集中できて寂しい気持ちを紛らわすのにうってつけ。肌や身体のお手入れや掃除に打ち込むと、実利も伴って一石二鳥。部屋にこもっていないで、散歩や買い物に出かけるというのもいいかもしれません。
ひとり時間がとにかく「寂しい」「不安」「つらい」というのでは、一人暮らしもしんどいだけ。たまにはどっぷりと寂しさに浸りこむのもいいですが、毎日続くようなときは、何か気持ちを切り替えるきっかけを探してみましょう。
ただし、「一人暮らしでもまったく寂しくない」「ひとりの方がいい」というのも、決して良いことばかりではないと思います。寂しさをつらく思うことよりも、他の人に合わせたくない、人と関わるのが面倒という気持ちが強くなると、友達や恋人をつくることや結婚することからも遠ざかってしまいがち。人とのつながりを求める気持ちが寂しさにつながっているのであれば、それは大事にしていってもいいものではないでしょうか。
■心や身体が弱っていたり、不安があるときは注意
一人暮らしをしていれば、特にはっきりとした理由がなく寂しさや不安を感じることもありますが、時にそれが身体からの注意信号という場合もあります。仕事や勉強、恋愛や友人関係でのストレス、長時間労働や睡眠不足、体調不良などの原因が思い当たるときは、それを取り除くよう心がけて。身体と心はつながっています。つとめて栄養バランスのよい食事をとって、睡眠時間を確保するだけで心が軽くなることがあります。
また、寂しいからといって、自暴自棄にならないよう注意して。一人暮らしでは自分で自分を止めなければ歯止めが効かなくなってしまうことがあります。むしゃくしゃしたり、寂しくていてもたってもいられなくなってしまう気持ちはわかります。でも、その行動の責任も自分が負わなくてはならないことを忘れずに。
自分ひとりでは感情を止められないときは、誰かに相談することで気持ちが変わることがあります。一人暮らしであっても、何もかも一人で解決しなければならないわけではありません。
■周囲の目を気にしすぎないと、ラクになる
私の周りには「一人暮らしで寂しさを感じたことがない」という人が何人かいます。かといって、人とのつながりが面倒というわけではなく、友達が多かったり、恋人もいたり。人と一緒にいるのも好きだし、ひとりの時間も楽しい。そんな友人たちの共通項を考えてみると、自分が他の人からどう思われるかを気にせず、自分が心地いいことや楽しいことに一生懸命だという印象を受けます。
例えば、ひとりで外食をするのが苦手な人。その理由のひとつには、他のお客さんや店員からどう思われるかが気になるということがあるのではないでしょうか。
でも、お寿司屋さんでも焼き肉屋さんでもおひとりさまを厭わないある友人(女性)は「美味しいものを食べにいくだけなんだから、そんなのは気にならない」と言います。
周りの目を気にしないこと。言葉にすると簡単だけれども、これを実践しようとするのはとても難しいこと。私も人の目を気にしてくよくよするタイプなので、その気持ちはよくわかります。でも、他の人にどう思われるかが気になって、やりたいことをやらず、楽しいことを逃すのはモッタイナイ。彼女の話を聞いて、そんなふうに思いました。
もちろん、そう簡単にすっぱりと気持ちの切り替えができるわけでなく、時に自意識とのせめぎ合いがありますが、それでもそういう思いを自分の中に持てたことで、これまで周囲の目を気にして躊躇していたことにも思い切って踏み込めるようになりました。
ひとりでできることが増えると、毎日は楽しくなります。自分にも自信がつきます。それが寂しさとも上手に付き合っていくヒントなのかもしれません。
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独居时 排遣寂寞的方式
即使喊着“我回来了”,家中也无人应对。回过神来时,自己竟正对着电视在自言自语……独居的话,任何一件看似理所当然的事情,却在一瞬间,寂寞感排山倒海而来,不是吗?这种时候,你会怎样应对呢?在此,我们探讨一下独居时排解寂寞的方法吧。
■独居时感觉到寂寞,这是理所当然的
首先希望你能记住:感觉到独居寂寞的,并非你一人。既不是你不好,也不是你不行,何况独居也决非什么可悲之类的事情。试着在网上搜索一下“独居”“寂寞”,诉说寂寞的声音、相互安慰的话语、以及排解方式等,确实有许许多多挂在网上。也就是说,世上处处都有寂寞的人。
没准儿,墙那边生活的邻居,说不定眼下也正在寂寞中打发着时光呢。试着想象一下那情景,是不是多多少少感觉轻松些了呢?
跟别人一起生活虽然很难感觉到寂寞,但时不时会有令人不快或麻烦的事情发生。反过来,独居虽说自由轻松,但也会产生寂寞感。这样,好的方面坏的方面都分析一下,对独居者而言,或许可以说寂寞也是不得不心甘情愿接受的感情吧。
■即便独居也能安享乐趣是坚强之举。但是……
我独居的那段时间也经常遭遇寂寞感侵袭。问我那时是怎么打发的?制作美食、品尝美酒。虽然偶尔也会喝多(汗!),但那是不会给任何人制造麻烦的一个人的生活。尽情地享受美食、放松心情醉一场,借此可以驱逐寂寞。
忘记是一个人在生活,即便独居也能够热衷某件事享受乐趣的话,寂寞感便会柔和很多。做做饭听听音乐看场电影等等。改变一下室内的布置或者打理打理花草,这样动手做点事情,能够集中精神,适合打发寂寞;护理一下皮肤,拾掇拾掇头发给自己进行次大扫除,这也是一石二鸟的实用型策略;不要总关在房间内,出门散散步买买东西也会很不错的。
独处时总感觉“寂寞”“不安”“难过”的人,生活也只能疲惫不堪了。偶尔不妨让自己完全沉湎于寂寞之中,在这个似乎天天造访的时段,试着探寻并启动某种替换情绪吧。
但是,那种说“即使独居也全无寂寞感”“还是一个人生活好”这样的,也决不见得尽是好事。比起认为寂寞难耐的,这种不想和他人相处、强烈地认为跟别人交往很麻烦的想法,更容易导致远离朋友、恋人以及婚姻。只要是抱有跟人交往的念头才会品尝到寂寞,妥善处理未尝不是件好事。
■身心俱疲、坐立不安的时刻要注意
独居的话,特别是当没有什么清楚的理由就是感觉寂寞不安,有时,有可能是身体发出的警报。猜想可能是工作呀学习啊、恋爱啊朋友关系等带来的压力,长时间工作或睡眠不足、身体状况不佳等原因,就要注意消除这种现象。身体和精神是统一的。尽量摄取营养均衡的膳食、确保睡眠时间,这样一来精神也会轻松起来。
另外,虽说寂寞,但要避免自暴自弃。独居时自我克制的闸门一旦失控可就糟糕了。心烦意乱、寂寞到无法忍受的心情,都可以理解。但请记住要对自己的行为负责。
如果自己无法控制情绪的时候,跟别人交谈一下可以转变心情。即便一个人生活,也不是所有的事情都必须独自解决。
■不必过分在意周围的目光,放松一些
在我身边有几个人觉得“独居没啥寂寞感”。仅仅因为,他们不觉得跟人交往麻烦,朋友很多,也有恋人。既喜欢跟人相处,独处时也乐在其中。我试着归纳了一下这些朋友的共同点,发现他们根本不在意别人怎么看自己,只努力做自己喜欢的快乐的事情。
例如,有人苦于单独外出就餐。其中的一个原因是不是在意其他客人或者店员如何看待自己呢。
但是,我的一位朋友(女性)却不讨厌在寿司店或烤肉馆独来独往,她说:“那只会令美食如鲠在喉,不必那么在意。”
不必在意周围的目光。口头说说自然简单,但实行起来就会很难。因为我也曾是因别人的目光而闷闷不乐的类型,所以非常理解这种心情。但是,就因在乎别人的看法,想做的事情放弃了,让快乐擦肩而过,未免可惜。听过她的话,我才恍然大悟。
当然,心情转换不可能那么简单利落,自我意识会时不时地交织对立,即便如此,自己心中也要树立这种思想观念,这样才有可能一扫之前因对周遭的在意总是踌躇不决的状况。
独处时可做的事情逐渐增多,每天都变得很快乐,对自己也充满自信。这种种变化或许正暗示着你同寂寞交手已是游刃有余。
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