携帯電話最大手の「NTTドコモ」は中国のインターネット検索最大手「百度」と合弁会社を設立し、中国でスマートフォン向けのゲームや電子書籍などのコンテンツを配信することになりました。
発表によりますと、「NTTドコモ」はおよそ18億円を出資し、中国のインターネット検索最大手「百度」と携帯電話向けにコンテンツを配信する合弁会社を設立しました。
世界的にスマートフォンが普及するなか携帯電話向けのコンテンツの需要は高まっていて、「NTTドコモ」は中国市場の需要を開拓する一方、「百度」は日本の優れたコンテンツで顧客の囲い込みを図る考えです。
「NTTドコモ」は、来月からはこの合弁会社を通じて日本のソーシャルゲーム大手「ディー エヌ エー」のゲームを中国語に翻訳して配信するということで、スマートフォンの販売を巡る競争が激しくなるなか、携帯電話会社が収益につながる有料のコンテンツ事業を強化する動きが広がっています。