[オピニオン]ニート族
豊かな欧州諸国が「ニート族」問題で頭を抱え始めたのは1990年代からのことだ。「Not in Education,Employment,or Training」の頭文字を取った新造語「NEET」は、英国で初めて作られた。無業者とも訳されている。失業者が仕事をしたい意志があるが働き口が見つからない人のことを言うのに対して、無業者は仕事をしたい意欲に欠けている人たちだ。日本には職業を持たず、学校に通わず、職業訓練も受けていない15~34歳の若者が85万人に上るという。
◆日本では若者3万人に1人が「フリーター(Freeter)」だという。「free arbeiter」の略語だ。親と一緒に暮らしながら、小遣いがなくなるとしばらくアルバイトをしては、すぐ辞める。最初から臨時の仕事さえもしようとしないニート族は、フリーターよりももっと悪性だ。良い働き口が不足することにも一部の原因があるが、若者の心理状態の変化とより深い関連がある。国全体が貧しかった時代には、食べて生きるために何か仕事をしなければならなかった。ニート族は一種の豊饒病なのである。
◆米国では、似たような現象を「銀サジ症候群(silver spoon syndrome)」と呼ぶ。金持ちの家で銀サジを使うことから由来した言葉だ。世の中のことがつまらなく見え、動機付けができないため、30歳を超えても親に頼り続ける。緩怠、財政的な無責任、中毒(麻薬、セックス、賭博)、自己中心的な生活態度、人間関係の失敗が、この症候群の特徴だ。目的とモチーフを失って険しい世の中で漂流する人生だ。
◆韓国の青年失業率が今年2月基準で8.6%と、全体失業率の2倍を超えた。自暴自棄の青年就職浪人と大卒失業者が溢れている。中小企業の社員募集が数百倍の競争倍率を示しているのをみると、我が社会の若者たちは働きたい意欲で充満している。欧米と日本のように、個人に責任が帰するニート族は多くないようだ。若者たちに提供できる働き口を創出できない経済構造と政策により大きな責任があるのだ。
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自90年代开始,富裕的欧洲各国因尼特族(NEET)现象凸显而引发社会问题。NEET为英国首创词汇,为“Not in Education,Employment,or Training”的首个字母的缩略语。通常译为无业者,它与有工作欲望却没找到工作的失业者相对,特指那些缺乏工作欲望且没有工作的人。现在日本不工作,不上学,也不接受职业培训的15—34岁之间的青年尼特族已攀升至85万之多。
◆据说在日本每3万个青年人中就有一个Freeter(“free arbeiter”的简称)。他们和父母生活在一起,当零用钱花完时,就出去打打短工,随即又拍屁股走人。而尼特族则连临时性短工都不打,这比Freeter族更为不可救药。造成他们这种状态的原因之一固然是因为现在好工作机会不多,但这只是表面原因,更为深层次的原因恐怕是与他们的心里状态的转化紧密相关吧。当整个国家还处于贫困的时代,为了混个温饱,无论是什么工作也只得硬着头皮上。尼特族说到底只是一种富贵病。
◆在美国,则把类似的现象称之为“银匙综合症(silverspoonsyndrome)”,该症状因富贵之家惯用银质汤匙而得名。患有银匙综合症的人既无目的,又无动机,成天浑浑噩噩地挥霍人生。他们的特征是:1.精神上对世间的一切都感到无聊;2.职业上没有工作欲望,过了30岁还依赖父母生活;3.经济上无责任感、怠惰放荡:4.生活上放纵无度(吸食大麻、滥交、赌博);5.社会关系上以自我为中心,人际关系糟糕。
◆韩国的青年失业率在今年的2月份已攀升至8.6%,超过了整体失业率达2倍之巨。丧失信心而自暴自弃的无业青年和失业大学生随处可见。但笔者同时观察到,对中小企业空缺职业的竞争达到惊人的数百比一,这一现象说明了我国(注:韩国)青年人就业意愿强烈,尼特族不像欧美和日本那样多,(青年失业率之所以高居不下),其责任不能简单的归结于青年个人,而主要在于我们的政策和经济结构不能提供给青年人更多的就业岗位。
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